花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

やっちまったな

2023年10月25日 | 研究
数週間前、今年の研究はすべて終了となったFLORAは
4月から栽培してきた手作り栽培装置をきれいに片付けました。
ああそれなのに、また栽培を始めたではありませんか。
栽培しているのはレタスとミズナ。
いずれも寒くなった今でもなんとか栽培できる野菜です。
実は女子メンバーがある研究発表会に出場することになったのですが
どうも栽培中の写真が少ないことに気づきました。
FLORAは毎年、複数の研究を同時に進めていますが
忙しくなるとついつい写真を撮り忘れてしまいます。
これでは思うように説明できません。またやらかしました。発表まであと1ヶ月。
そこで急遽、必要な写真を撮影するために栽培を再開したというわけです。
幸い場所は室内。なんとか耐えられるかもしれません。
ご覧の野菜は鍋料理でお馴染みのミズナ。この品種は茎が紅色なのが特徴です。
最近、このようなアントシアニンを豊富に含んだミズナを
よく目にするようになりました。サラダに使うと映えるからかもしれません。
さてご存知のとおり、ミズナは京野菜です。
しかし現在流通しているのは関西以外のものがほとんど。
いつの間にか全国区になってしまいました。
どこでも食べられるのは嬉しいことですが、
「京野菜ブランド」にとっては厄介な問題のようです。
調べてみるとミズナが関東で栽培されるようになったのは江戸時代。
江戸が栄えるようになって、かつては京都に集まっていた野菜が
関東に流出して行ったようです。今始まったわけではないんですね。
先日の土曜日、八甲田に雪が降り、鍋の季節となりました。
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世界に一つだけの花

2023年10月25日 | 環境システム科
FLORAの倉庫にたくさんあるが不織布の袋。
麦茶などを煮出すのに使うもので
サイズは少し大きなティーパック大です。
スーパーマーケットに行くと売っているので、
皆さん知っていると思います。
なぜたくさんあるかといえば育種に使うから。
かつてFLORAはバラやクリスマスローズ、サクラソウなどの
掛け合わせを楽しんでいました。
交配を行うには他の花粉がつかないよう、
花が開く前に蕾の花弁をとってしまいます。
そして目的とする花の花粉をつけたら、この袋で花を覆うのです。
またクリスマスローズなど種子ができると葯が開き、
周囲に種子をこぼすタイプの植物も事前に袋を被せておけば
この中でキャッチできます。今は使うことはなくなりましたが
草花班時代、「世界に一つだけの花」を楽しんでいた頃の
懐かしいアイテムです。
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