数週間前、今年の研究はすべて終了となったFLORAは
4月から栽培してきた手作り栽培装置をきれいに片付けました。
ああそれなのに、また栽培を始めたではありませんか。
栽培しているのはレタスとミズナ。
いずれも寒くなった今でもなんとか栽培できる野菜です。
実は女子メンバーがある研究発表会に出場することになったのですが
どうも栽培中の写真が少ないことに気づきました。
FLORAは毎年、複数の研究を同時に進めていますが
忙しくなるとついつい写真を撮り忘れてしまいます。
これでは思うように説明できません。またやらかしました。発表まであと1ヶ月。
そこで急遽、必要な写真を撮影するために栽培を再開したというわけです。
幸い場所は室内。なんとか耐えられるかもしれません。
ご覧の野菜は鍋料理でお馴染みのミズナ。この品種は茎が紅色なのが特徴です。
最近、このようなアントシアニンを豊富に含んだミズナを
よく目にするようになりました。サラダに使うと映えるからかもしれません。
さてご存知のとおり、ミズナは京野菜です。
しかし現在流通しているのは関西以外のものがほとんど。
いつの間にか全国区になってしまいました。
どこでも食べられるのは嬉しいことですが、
「京野菜ブランド」にとっては厄介な問題のようです。
調べてみるとミズナが関東で栽培されるようになったのは江戸時代。
江戸が栄えるようになって、かつては京都に集まっていた野菜が
関東に流出して行ったようです。今始まったわけではないんですね。
先日の土曜日、八甲田に雪が降り、鍋の季節となりました。