まるで大家族の食卓のように賑やかな土肥実験室。
この日、放課後に集まったのは
2年生のFLORA HUNTERSと1年生のJr.たち。
総勢10名というALL STAR CASTです。
実はこの日、地元紙が先月受賞したジャパンスカラシップ岩佐賞の
取材に来校されたのです。
この賞は、何か特定の研究が評価されたのではなく
この10年間、環境班が歩んできたSDGs活動が認められたもの。
したがってみんながヒーロー、ヒロインなのです。
さて、かつてFLORAは、先輩が後輩の発表指導するのはもちろん、
時には学年の垣根を超えて一緒に研究したり遠征するのが流儀でした。
先輩と後輩の有志が縦割りの混合チームを作り活動する。
一見、簡単に思えますが、課題研究は学年別々に行う授業。
そのため同じ研究班でもお互い接点がないため、そう簡単にはできません。
もちろん活動は放課後になります。でも東日本大震災で津波被害を受けた
サクラソウの救出も雪国向きLED信号機の開発もみんな混合チーム。
そういえば遠征のたびに先輩は後輩に、後輩は先輩にお土産を差し上げていました。
いかにFLORAがこの独自の研究スタイルを、みんなで楽しみながら
実験的取り組んできたかがお分かりになると思います。
しかし、2018年を最後にTEAM FLORA PHOTONICSが解散し、
隔年募集となったFLORA。いつのまにか兄や姉、弟や妹がいない
ひとりっ子になってしまいました。
そんなFLORAなので、この日の大家族は
久しぶりのかつてのFLORAに戻ったようでみんなニコニコ。
見ているこちらも懐かしく感じます。
この最高の笑顔をまもなく地元紙で紹介されるはず。
ぜひご覧いただきたいものです。