花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

FLORA ALL STARS

2023年10月27日 | 研究
まるで大家族の食卓のように賑やかな土肥実験室。
この日、放課後に集まったのは
2年生のFLORA HUNTERSと1年生のJr.たち。
総勢10名というALL STAR CASTです。
実はこの日、地元紙が先月受賞したジャパンスカラシップ岩佐賞の
取材に来校されたのです。
この賞は、何か特定の研究が評価されたのではなく
この10年間、環境班が歩んできたSDGs活動が認められたもの。
したがってみんながヒーロー、ヒロインなのです。
さて、かつてFLORAは、先輩が後輩の発表指導するのはもちろん、
時には学年の垣根を超えて一緒に研究したり遠征するのが流儀でした。
先輩と後輩の有志が縦割りの混合チームを作り活動する。
一見、簡単に思えますが、課題研究は学年別々に行う授業。
そのため同じ研究班でもお互い接点がないため、そう簡単にはできません。
もちろん活動は放課後になります。でも東日本大震災で津波被害を受けた
サクラソウの救出も雪国向きLED信号機の開発もみんな混合チーム。
そういえば遠征のたびに先輩は後輩に、後輩は先輩にお土産を差し上げていました。
いかにFLORAがこの独自の研究スタイルを、みんなで楽しみながら
実験的取り組んできたかがお分かりになると思います。
しかし、2018年を最後にTEAM FLORA PHOTONICSが解散し、
隔年募集となったFLORA。いつのまにか兄や姉、弟や妹がいない
ひとりっ子になってしまいました。
そんなFLORAなので、この日の大家族は
久しぶりのかつてのFLORAに戻ったようでみんなニコニコ。
見ているこちらも懐かしく感じます。
この最高の笑顔をまもなく地元紙で紹介されるはず。
ぜひご覧いただきたいものです。
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名久井園芸高校

2023年10月27日 | 学校
今日から2日間、地域の皆さんが待ちに待った
名農の農産物販売が始まります。
農場部が精魂込めて育てた農産物はどれも素晴らしく
今年もたくさんの皆さんの期待に応えるはずです。
人気の秋野菜とリンゴは生物生産科担当。
そして根強い人気のシクラメンは環境システム科が担当。
きれいな花たちは第2農場の温室で今まで待っていました。
いずれの農作物も人気の理由はお手頃価格と品質の良さ。
まだ名農の花を知らない方は、ぜひお試しください。
さて作物は、食用作物や工芸作物、飼料作物などいくつかに分類されます。
では名農の農産物販売の主役である野菜、果樹、そして草花は
何という作物に分類されるかご存知ですか。答えはみんな園芸作物。
つまり名農で生産する農産物のほとんどが園芸作物なのです。
かつて名農は名久井農業高校ではなく、名久井園芸高校と
改名した方がいいんじゃないかといわれたことがありますが
まさにその通りです。そんな名農の園芸科学科が
いち早く姿を消すとは、なんとも理不尽な話です。
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