花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

データロガーって何?

2016年05月29日 | 研究
袋の中に入っているのはデータロガー!
小さなボタン電池大の小さな装置です。
でもなかなかの優れもので、こちらが設定した時間毎に
温度と湿度を測定してくれます。
記録できる回数は1個で100万回。
したがって手に入れると休みながら何年間も使っています。
データの回収はPCを使いますが、
エクセルデータで回収できるためグラフ化するのも簡単です。
電源不要でただボタン電池のようなロガーをぶらさげるだけという高い利便性。
数年前は種差海岸の温室度を数ヶ月に渡って測定し
その独特な自然環境をとらえることができました。
気に入っている理由は価格にもあります。
最初はソフトウェアを購入するためちょっとかかりますが
なんと温度だけ測定できるタイプは1個3000円以下。
すぐ買い足すことができます。
このように今ではチームの活動に欠かせないアイテムとなっています。

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ネギ?ニラ?いいえネギニラなんです!!

2016年05月28日 | 研究
チームの2年生が栽培しているこの野菜。
小ねぎのように見えますが、ニラのようにも見えます。
実はこの野菜は「ネギニラ」といいます。
品種名は「なかみどり」!
ネギとニラの雑種で栃木県農業試験場が開発したものです。
それを確認できるのが葉の断面。
ニラは普通の葉で空洞はありませんが、ネギの断面は◯です。
ところがネギニラの断面はなんと中間の△なのです。
すごいのは栄養価。
ネギよりもニラよりカロチン、鉄、繊維、リン、糖質が多いのです。
チームはこのネギニラをなんと水耕栽培しようとしています。
ニラは根の生育が良いと地上部の生育も良くなるといいます。
だったら水耕栽培で根をどんどん生長させたら
地上部の立派に育つのでしょうか。
そんな素朴な疑問から2年生が挑戦しています。
今のところ順調に育っているようなので
これからの生育が楽しみです。
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2つのロゴマーク!!

2016年05月28日 | 学校
学校の農場で古いトラクタを見つけました。
ここで見てほしいのはルーフに記されたメーカーのロゴ!
なんとFord(フォード)ではありませんか。
ご存知のとおりフォードはアメリカのメーカー。
自動車だけでなく農機具も製造販売しています。
しかし不思議なのはボンネットの先端のロゴマークです。
これはフォードのものではありません。
農業機械に詳しい人は知っていると思いますが
これはニューホランドとうメーカーのロゴです。
昭和9年に北海道で設立された北海自動車という会社が
ニューホランドの輸入代理店で昔からフォードトラクターを扱っていました。
その後、さまざまな吸収合併などによって
現在は日本ニューホランドという会社になりました。
つまりこれは日本ニューホランドが代理販売している
フォード製トラクタということなのです。
小麦の収穫機の日本シェア50%はさすがというところ。
そんなトラクタが名農にもあるのです。
何年製なのかわかりませんがまだまだ現役。
頑張っています。
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水田雑草を食べるなんて!

2016年05月27日 | 研究
これもTEAM AQUA PHOTONICS の研究テーマ。
アクアだけあって、これも水辺に育つ作物です!
よく見るとこの特徴的は葉の形に見覚えがあります。
これは水田雑草のオモダカと同じではありませんか。
さてこのオモダカの仲間の作物とは何でしょう。
なんとこれは縁起物として有名なクワイ。
いろいろな種類がありますが
これは可食部が青い色をしている青クワイです。
京野菜としても有名ですが、食べたことがありません。
煮物にするとほくほくして美味しいらしく
ぜひ挑戦してみたいと思います。
とはいってもただ栽培するのでは研究になりません。
夏になったら研究という名のいたずらしたいと考えています。
さて今日、名農は環境緑化の日。
校内と地域の環境緑化に取り組む最も名農らしい日です。
しかしTEAM FLORA PHOTONICS は実験室で
京都大学との協同プロジェクトの2日目。
どんな実験をするのか楽しみです。

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名農生による子供たち育成イベント!

2016年05月27日 | 研究
チームフローラフォトニクスの3年生が取材を受けています。
とはいっても珍しく研究の内容ではありません!
実はアグリサイエンス、アグリチャレンジの取材なのです。
名農は何年も前から中学生のための農学講座
「アグリサイエンス」を夏に開催しています。
体験入学とどこが違うの?と思われる方も多いのですが
こちらは中学生なら1年生も参加OK。
さらに体験入学と違い純粋に農学の面白さを
楽しんでもらう内容なのです。
設定される講座は7~8つもあり、
中学生は自分の好きな講座を選ぶことができます。
それも朝から始まり、昼食をはさんで午後までと
のんびりじっくり学ぶことができることで人気です。
もうひとつは食と環境のコンテスト「アグリチャレンジ」。
名農主催の小中学生対象のコンテストです。
自由研究を応募するサイエンス部門と
テーマ食材を使ったオリジナルレシピを競うフード部門の2つ。
いすれも小学校と中学校ごとに名農に招いて表彰しています。
この2つのビッグイベント、実はチームフローラが運営しています。
というか第1回目は予算もチームの活動費から出し
チームの2~3年生が運営していたのです。
現在は名農主催になりましたが、当日の運営からコンテストの
一次審査までメンバーが担当しています。
全国的に県立高校主催のコンテストは珍しいのですが
さらに名農生の手による地域の子供たちのための
イベントであることは意外と知られていません。
新聞記者さんもいいとろこに目をつけました。
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