花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

光を測る?

2016年05月29日 | 研究
本日の地方紙にチームと京都大学が先日行った
連携プロジェクトの様子が紹介されています。
まったく畑違いの分野ですが、かえってメンバーにとっては新鮮。
楽しみながら取り組んでいます!
さて、これは3年生男子が取り組んでいるカブの研究!
カブの生産販売を目的に取り組み、今年で4年目となります。
今まで2名の先輩方が研究を続けてきたので、彼は3代目。
まさに3代目蕪式会社の主任研究員です。
4月から栽培していますが肥大期に入り、
今までの管理から本格的な調査に切り替えました。
彼が手にしているのは光量子計。
光量を測定するには一般に照度計を使いますが
植物研究の場合、それではうまくいきません。
なぜなら植物にとって光は光合成に欠かせないものですが
どんな波長でも良いというものではありません。
したがって植物が光合成するのに必要な波長の光が
どれぐらい届いているかという特殊な測定をする必要があります。
それがこの光量子計。
照度計(ルックスメーター)では十分でないのです。
この研究もそろそろクライマックス。
気が抜けない大切な時期です。
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データロガーって何?

2016年05月29日 | 研究
袋の中に入っているのはデータロガー!
小さなボタン電池大の小さな装置です。
でもなかなかの優れもので、こちらが設定した時間毎に
温度と湿度を測定してくれます。
記録できる回数は1個で100万回。
したがって手に入れると休みながら何年間も使っています。
データの回収はPCを使いますが、
エクセルデータで回収できるためグラフ化するのも簡単です。
電源不要でただボタン電池のようなロガーをぶらさげるだけという高い利便性。
数年前は種差海岸の温室度を数ヶ月に渡って測定し
その独特な自然環境をとらえることができました。
気に入っている理由は価格にもあります。
最初はソフトウェアを購入するためちょっとかかりますが
なんと温度だけ測定できるタイプは1個3000円以下。
すぐ買い足すことができます。
このように今ではチームの活動に欠かせないアイテムとなっています。

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