花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

再現性!

2016年05月06日 | 研究
日の当たりにくい不思議な場所から顔を出しているのはフキの葉。
地面をおがくずで覆っているのがわかります。
これも3年が挑戦しているフキの栽培!
昨年、フローラJr.と予備実験を行ったところ
なかなか面白い結果になりました。
しかし科学にはそれが偶然のものではなく
誰がやっても同じようになるという再現性が求められます。
そこで3年生は今年はそれがまぐれでないことを
確かめるため春から検証試験を行っています。
この研究はうまくいけば今年で終了。
なぜならばチームの植物による浄化やサクラソウ保全活動と違い
どちらかといえばアイデアを短期間で試す一発芸的な研究だからです。
チームは結成当時からこの手の研究を得意としています。
南部太ねぎのように地域に根ざした大型プロジェクトには
とうていかないませんが、この取り組みが
白いりんごの開発や作物の機能性向上など
時にはびっくりする成果をあげることがあります。
果たして昨年同様の結果を得ることができるのか。
慎重な検証が続いています。
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母の日はカーネーションとは限らない

2016年05月06日 | 研究
室内で花を咲かせることに成功した3年生の彼女。
室内で咲くということは、部屋に花の香りである
「アロマ」を持ち込めることになります。
アロマの装置がさまざま販売されていますが
どうしても人工的なものとして目に映ります。
このような環境で育った子どもはもしかしたら
花に香りがあることがわからなくなり
花を楽しむ心が失われてしまうかもしれません。
自然な姿できれいな花と香りを楽しめてこそ
リラックス効果も発揮できるというもの。
そういう意味からも彼女の研究は社会に役立つものだと思います。
彼女の研究は環境に関する優れた研究と認められ
来月、新潟で行われる環境系の学会の全国大会に招かれています。
高校生大会ではなく大人の中で発表することになった彼女。
2年間の研究が花開きました。
将来、母の日はカーネーションという常識をひっくり返すかもしれません。
こんなチームの研究はもちろん、
名久井農業高校の紹介、花や野菜苗の販売を行うのが
「名農ファーマーズマーケット」。
今年は5月14日(土)に八戸市のはっちで開催されます。
ぜひ足を運んでください!
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