花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

臥待月!!

2016年11月17日 | 環境システム科
ご存知、ハロウィンのカボチャです。
名農祭で飾ったのですが、
まだしっかりしているので名農の職員玄関に飾っています!
オレンジ色でとても華やかですが
やはり名農祭もハロウィンも終わってしまった今は
なんだか寂しそうに見えてしまいます。
さてこのところ、何度か「祭りのあと」という題で記事を載せましたが
これは岡本おさみさんが作詞した代表的な吉田拓郎さんの歌です。
「もう眠ろう もう眠ってしまおう
臥待月の出るまでは」という歌詞が印象的です。
さて臥待月(ふしまちづき)とは、月の出が遅いので
寝て待つ月齢十八夜の月のことをいいます。
十八夜とは旧暦で18日の月。
基本的に1年間に12回あることになります。
おそらく「祭りのあと」というタイトルから考えると
もう少しあたたかな夏祭りか秋祭りの頃だと思います。
ちなみに今日は新暦の11月17日ですが
旧暦では10月18日にあたります。
つまり今夜の月が歌詞に出てきた臥待月なのです。
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君の名は

2016年11月16日 | 
第3農場で見かけたこの野菜。
みなさんはなんと呼びますか?
もちろんキャベツだと思いますが、
「玉菜」「球菜」(たまな)と呼んでいた人はいませんか。
昔はよく玉菜といったものです。
キャベツは幕末に日本へ導入されたようですが
当時は結球する野菜が珍しかったのかもしれませんね!
また「甘藍」(かんらん)と呼ぶ人もいます。
確か大学時代、教授はキャベツでも玉菜でもなく
甘藍といって授業をしていました。
さすがは大学の先生!
呼び方も私たちと違うんだと感心しましたが
調べてみると昭和20年頃までは
一般に甘藍という呼び名だったという記述を見つけました。
もしかしたら大学の先生は単に年配だったから
こう呼んでいたのかもしれません。
ところで春キャベツと冬キャベツという呼び方をします。
緑でみずみずしいのが春キャベツでずっしり重く甘いのが冬キャベツ。
でもそれぞれ品種が違うので比較するにはちょっと無理がありそうです。
いずれにしても美味しいキャベツ。
アオムシになったつもりで、たくさん食べたいものです。

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寒いのに温室?

2016年11月16日 | 研究
青い実習服は2年生。
春から育ててきた植物の最後の収量調査を行っています。
4月からチームが栽培してきた植物は
ジャスミン、香りナデシコ、スグリ、クワイ、水草、
イチジク、カブ、ニンニク、トマト、サンパチェンスなど
10種類以上にのぼります。
すべてが研究材料なのでフローラJr.含めて
10種類以上の研究テーマがあったことになります!
しかしその多くは調査も終了しています。
温室なので通年で実験することはできますが
省エネ目的で暖房は使っていません。
したがって無加温のため秋になると
温室とは名ばかりの寒い栽培室となります。
現在、修学旅行中の2年生。
帰ってきたら研究のまとめが始まります。
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風景画!

2016年11月15日 | 学校
第3農場に来たついでに
学校の方を向いて写真を撮ってみました。
生物生産科であれば見慣れた風景だと思いますが
現在は環境システム科に所属しているため
いつも見ているのは反対の校舎側から農場をのぞむ風景!
久しぶりの風景は紅葉したイチョウに囲まれた
まるで額縁入りの画のようでした。
しかし先日はこの南部町にも雪が降りました。
きれいな紅葉もしだいに色褪せ
秋の終わりを告げています。
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防風ネットの思い出!

2016年11月15日 | 生物生産科
名久井農業高校の第3農場。
この圃場では主に野菜を栽培しますが
畑とビニールハウス群の間にこのような防風ネットがあります。
もちろん強風から農作物や施設を守るものですが
不思議にネットは下までありません!
地面から1mぐらい開いているのです。
風を止めるのならきちんと下まで張った方が
効果的なように思えますが実はだめなんです。
下まで張ると吹いてきた強風の逃げ場がなく
防風ネットにかかる圧力はたいへん大きくなります。
さらにすべて風は上に流れ防風ネットを越してしていきます。
すると気流に乱れが生じて渦ができ
かえって被害が大きくなってしまいます。
ところが下を開けると風は下からもある程度抜けるので
渦ができにくく、その結果、ネットのかなり遠くまで
風害を抑えることができるのです。
風洞実験でよくみる現象が現場に活かされています。
なぜこんなに詳しいかといえば今から30年以上も前、
防風ネットのプロジェクトに取り組んだことがあるからです。
農業クラブの東北大会を突破し北海道で行われた
全国大会に出場した懐かしい思い出です。
面白いことに当時のメンバーの数名が親となり
その子どもが名農で今学んでいます。
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