花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

倉庫に逆戻り

2023年09月28日 | 研究
FLORAには撮影に関する機材がいろいろ揃っています。
三脚、スイッチャー、マイク、グリーンバック、LED照明、
さらにドリーなどというマニアックなものもあります。
理由は、いろいろな大会にエントリーするため。
エントリーに求められる提出資料は大会によって違います。
最近は動画もずいぶん増えてきており、
それに対応しているうちにちょっとしたYoutuber並みの機材が揃ってしまったのです。
さてこれは最も小さな三脚。しかし自在に足が曲がるため
思ったよりも使いやすいのです。昨年、水研究をした二人の女子が愛用しました。
実は彼女たちは、研究を簡単に紹介するためクレイアニメーションを制作していました。
駒撮りという技法を用いたのですが、大きな三脚だと真上からのアングルを作れません。
そこでこの小型三脚を大型三脚にガムテープで取り付け、被写体の真上から撮影したのです。
カメラは女子メンバーのスマートフォン。小さくて軽い三脚だからできた技です。
さてFLORAでは今年も必要になるかと思い、倉庫から機材を出しチェックを行いました。
しかし悲しいことに、どうやら不要なことがわかりました。
なぜなら、いろいろな大会が行われる12月中旬、彼らは運悪く修学旅行。
いつもエントリーしていた大会のいくつかを、断念しなければならないからです。
でもまた来年使うかもしれません。それまで倉庫に眠ってもらいます。
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真冬のオーディション

2023年09月27日 | 環境システム科
馴化温室前に大きなプラ鉢が準備されました。
直径は66cm、22号に相当する大鉢です。
用意した培養土は300L。なんと1鉢に100Lも入ります。
植えるのはイチジクの苗です。
まだ2年ぐらいの幼苗もありますが
3年経った大苗も手に入りました。
これなら現在2年生のFLORA HUNTERSのメンバーが
卒業する前に果実を手にできるかもしれません。
今回は耐寒性を探るため、比較的寒さに強い3品種を準備しました。
メンバー全員に尋ねてみるとイチジクの名前は知っているが
見たことも食べたこともないとのこと。
確かに北国ではまずお目にかからない果物です。
でも庭木として育てている人はいるので、
品種さえ合えばフルーツの里に迎えてもらえるはず。
この冬を乗り越えるという新人オーディションを通過したら
収穫を確認し、情報を地域に発信したいと思います。
産地の北限を塗り替える。足掛かりを探るFLORAです。
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2人勝ちの様相か

2023年09月27日 | 研究
4月から始まったフローラダービー2023。
自分自身が馬になりさまざまな大会に挑戦し、
そこで獲得したポイント数を競うという
課題研究を100倍楽しむFLORA恒例のゲームです。
1学期は2人の男女が一馬身リード。
しかし農業クラブや夏休みの大会で他のメンバーも
ポイントを増やしてきたので、鼻の差まで迫ってきました。
するとどうでしょう、またまたトップを走っていた2人が
9月にJr.を引き連れて発表会に出場し、全国第2位となる優秀賞を受賞。
また差が一馬身とひらきました。
さらに9月下旬、新たな結果が舞い込んできました。
なんと先日行われた学会のオンライン発表で
これまたトップを走っている2人がJr.とともに第2位になったのです。
その差は1馬身半。追いつくどころが引き離しにかかっています。
写真は1学期、学会参加のため徳島空港に降り立った時の2人。
もうすでに王者の貫禄。このままでは2人勝ちですが、
果たして逃げ切るのでしょうか。答えはNO。
なぜならまだ10月。他のメンバーがエントリーしている大会の審査が
まもなく始まるのです。さらに11月、12月は連戦が予想されるので
追いつき追い越すチャンスはまだまだあります。
これからの戦いに目が離せません!
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お楽しみはこれからだ

2023年09月26日 | 研究
メンバー全員が研究を終え、今から大会に参戦するというのに
一人だけ実験を始めたメンバーがいました。
先日、生物工学実験室のインキュベータで実験したところ
彼の想像したとおりの結果となりました。
それに気を良くして土肥実験室でも同じ実験を実施。
するとどうでしょう。やはり仮説どおりになりました。
北国青森では、植物を使った実験はあと1ヶ月もできません。
したがって思うような結果が出なかったらどうしようと
心配していましたが、どうやら絶好調。これでひと安心です。
でも彼の実験はまだ前半戦。本当に面白くなるのは、これからです。
この日彼は、みんながイチジクを植えているというのに
なぜが馴化温室内で一人、土の入った鉢の重量を何度も測定しています。
よく見ると鉢によって土の種類が違います。
聞いてみると畑の土と山の土。これで一体何をするのでしょう。
名農は今日から今年2回目の考査。
考査が終わると後半戦が始まります。
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ただいま農閑期

2023年09月26日 | 生物生産科
名久井農業高校の校舎は教室のあるA棟、
会議室や調理室のあるB棟、
そして食品加工や情報処理、生物工学など
比較的新しい分野の実験実習室のあるC棟の3つに分かれています。
ここはC棟の廊下。ずらりとガラス瓶が並んでいます。
考えられるのは名農名物のリンゴジュースやブドウジュース用、
もしくは文化祭で販売される焼肉のタレ用です。
瓶の形を見ればわかるのですが、まだ未開封。想像するしかできません。
どちらにせよ生物生産科自慢の名農祭人気商品。
いよいよ加工チームの出番となりそうです。
さてFLORAが校内で本拠地にしている土肥実験室は
どこの棟にあると思いますか。そうですB棟です。
土や肥料は農業の基本。したがって昔からあるのでB棟にあります。
さて他の研究班の農閑期が栽培の関係から冬だとしたら
FLORAは9月中旬から10月中旬まで。
9月中旬まではさまざまなコンテストに応募するので忙しいのですが
その結果が届くまでの約1ヶ月が比較的リラックスできるのです。
嵐の前の静けさ。でも冬が来る前に行うことがひとつあります。
それが土肥実験室と馴化温室の掃除。
どちらも春からずいぶん乱雑に使ってしまいました。
考査が終わったら数回に分けて大掃除が行われる予定です。
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