花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

レスポンスが欲しい

2023年09月13日 | 研究
オンラインの学会ポスター発表会が始まりました。
FLORA HUNTERSも4チームに分かれて参戦しています。
先日、課題研究の時間に寄せられているコメントをチェックしました。
するとどうでしょう。4チーム中、3チームに質問が届いています。
しかし各チームともたった1〜2問だけ。
やる気満々のFLORAメンバーはみんながっかりです。
さらにかわいそうなのはある女子。彼女には質問が届いていません。
学会はある分野の専門家たち。おそらく彼女のテーマは
参加されている学会員の興味を引かなかったのかもしれません。
ディスカッションを楽しみにしていた彼らにとって、これには肩透かし。
こんなことなら会場の愛媛大に行けば良かったと
言い出すメンバーもいるくらいショックだったようです。
でもちゃんと相棒と相談しながら上手な返答を探しては返信していました。
オンライン大会はあと1週間あります。
きっと次回はもっと質問が来ているだろうと
期待してPCの電源を落としていました。
なお大会には、たくさんの高校生ポスターが公開されています。
他校はどんな感じかこっそりチェックしてみると、ほぼなし。
なんと質問が寄せられているのはFLORAだけだったようです。
首を長くしてレスポンス待っているFLORAです。
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何かが起きてる

2023年09月12日 | 研究
これは馴化温室でナガイモの栽培をしている男子メンバーの試験区。
毎週1回、彼は課題研究の授業が始まると一人温室に向かい
調査してから土肥実験室に戻ってきます。
収穫は11月。まだまだ2ヶ月も先ですが、
もう少し頑張って欲しいものです。
さて先日温室を覗いてみると、なんだか試験区の雰囲気が違います。
培養土の上に、乾燥防止で籾殻を敷き詰めていたのですが
よく見ると一部崩れかかっています。
チューブは自動かん水装置から伸びているものですが、この影響ではありません。
もしかしたら、土の中でナガイモが肥大しているからではないでしょうか。
おそらく土の中で肥大している時に、上にも少し盛り上がったため
籾殻が崩れ落ちた可能性が高いのです。
ナガイモはこれからが肥大期。十分可能性があります。
しかし土を掘って中を見るわけにはいきません。
いったいどんなミニナガイモになるのか興味津々です。
ジャガイモや落花生など収穫部位が地中にあって
掘るまで様子がわからない作物が
栽培していていつも一番ワクワクします。
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魔法のリンゴ

2023年09月12日 | 
先日、すす点病やすす斑病に犯されたリンゴを紹介しました。
その後の姿がこれ。ジャムになりました。
品種の名前はブラムリー。19世紀初めに発見された
イギリス生まれの青リンゴです。面白いのは食べ方。
なんと電子レンジで加熱するだけで、まるで魔法がかかったかのように
みるみるうちに果肉が崩れていくのです。
これに砂糖を加えたらあっという間にジャムが完成。
この素晴らしい特性から「クッキングアップルの王様」ともいわれています。
トーストとコーヒーを待つ間に、リンゴをレンジでチン。
このリンゴなら毎朝、出来立ての熱々のジャムを食べるなんてことも簡単です。
ところで青リンゴといえば、ビートルズのアップルレコード。
あのラベルになったリンゴは「グラニースミス」といいます。
まさにイギリスというビートルズですが、面白いもので
グラニースミスはオーストラリア生まれの品種です。
さて10月21日はイギリスの「リンゴの日」。
イギリスは寒冷なので庭木として植えられているようです。
また日本でも11月5日が「いいリンゴの日」だそうです。
どちらもいろいろなイベントが催されるとのこと。
皆さんはどんなリンゴ料理がお好きですか。
文化祭である名農祭では名農のリンゴが今年も販売されるはず。
どうぞお楽しみに。
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大妄想大会

2023年09月11日 | 研究
ここは会議室。先日の課題研究、外部講師をお招きして
ビジネスについてご指導していただきました。
お話に耳を傾けている名農生は7名。そうです。FLORA HUNTERSです。
前回まで観光プランの紹介をしてきましたが、
このようにFLORAは、研究した成果をビジネスプランにするという遊びを
結成時の2009年から続けてきました。
この大妄想大会を長年続けてきたこともあり、本当にたまにですが
高校生のビジネスプランコンテストで入賞したこともあるんです。
今年も夏から妄想していますが、嬉しいことに
プロの方からアドバイスをいただける機会に恵まれました。
するとやはり考え方に矛盾があるとのこと。
もっと方向性をはっきりさせ、さまざまな案の取捨選択をすべきと
専門家ならではのご指摘を受けました。
さすがにFLORAも気づかなかった点をズバリ指摘され納得しています。
次回は学会が始まっているので、そちらからの質問対応をしながら
並行してビジネスプランも仕上げていく予定です。
新しい予定がどんどん入ってきています。
FLORA事務所はこの秋も大忙し。いつまでも妄想ばかりしていられません。
今週には完成させたいと頑張るFLORAです。
今日は昨日までの秋祭りの代休。頭も体もリフレッシュしましょう!
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皆さんの笑顔が見たいから

2023年09月11日 | 環境システム科
環境システム科の草花温室。
こちらはたくさんのシクラメンが並んでいます。
さてそのシクラメンを覗いてみると
ご覧のように葉が周囲に広がり、中央部分が開いています。
これは偶然ではなく、人の手によって行われたものです。
9月に入るとシクラメンには蕾がたくさん出てきます。
しかし繁っている葉の影になって光が当たりません。
そこで中心部の葉を周辺の葉にわざと引っ掛けて開き
このように中心部に光が当たるようにします。
この作業を「葉組み」といい、小さな蕾を育てるのに
必要不可欠な作業なのです。
温室で管理されているシクラメンは何百鉢あるのでしょう。
手間のかかる作業ですが、これをきちんと行うため
名農のシクラメンは品質が良いと皆さん笑顔になるのです。
地味な作業ですが、10月下旬の名農祭まで管理は続きます。
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