花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

京都場所

2023年10月29日 | 環境システム科
こちらの3人組はTEAM FLORAの中堅として出場する京都組。
やはりSDGs系の発表会に出場します。
11日に八戸を出発して京都の会場でリハーサルを行い、
翌日10時から決勝審査。15時30分に終わったら、
一目散で地下鉄に乗り込み京都駅へ。
トラブルや道に迷わなければ、なんとか新幹線に滑り込めるはずです。
それでも八戸に着くのは夜の10時。
翌日は学校なので、元気なメンバーでも疲れてしまいそうです。
それにしてもこんなハードスケジュールを15年も続けてきました。
いかにFLORAがタフなチームかがわかります。
さて彼らが出場する大会は、名農生が最北端チームではありません。
なんと北海道からも農業高校が出場するのです。
また中部地方からも農業高校が参戦。
いずれも歴史のある大規模名門校。確かどちらもSSHです。
それに比べFLORAは、横綱に胸を借りる若手の小兵力士。
さらに観客の前で口頭発表するのは、みんか今回が初めてときています。
でも大丈夫。本番は神戸からFLORA次鋒の元気な仲間が駆けつけてくれます。
京都にほぼ全メンバーが集結するとは、前代未聞の出来事。
青森の方言で会場をいっぱいにするので、平常心で楽しんでほしいものです。
明日は収穫感謝祭。代休もあるので次にFLORAが活動するのは10日も先です。
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あなたを振り向かせる

2023年10月28日 | 環境システム科
環境システム科のベースキャンプである第2農場。
水耕栽培の温室と草花温室がたくさん立ち並んでいます。
その温室脇で草花の管理をしているのは環境システム科の1年生。
草花の名は「ハボタン」です。
実は名農名物の農産物販売が今行われていますが
このハボタンは、その人気商品のひとつなのです。
お客様はたくさん並ぶハボタンやシクラメンを吟味しながら
お気に入りの鉢を選ぶことになります。
そこで1年生は、お客様の目に止まってほしいとの思いから
枯れた葉などを取り除く作業をしているのです。
まるでお嫁に出す親の気持ちです。
さてこのハボタン、花というより葉色を鑑賞するものです。
一見地味に見えますが、数ある品種の中から
素敵な色の組み合わせを見つけることができると、
かなりハイセンスな花壇を作ることができます。
まさに植物を題材にして行う芸術活動。これこそが園芸の醍醐味です。
雪が降っても大丈夫なハボタン。野菜と果物はグラウンドで販売しますが
草花はグラウンド下の第2農場草花温室が直売所。
きれいな花たちが待っているので、ぜひ覗いてみてください。
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待ち合わせは秋の京都で

2023年10月28日 | 研究
名農祭直前のFLORA HUNTERS。またまた発表練習を開始しました。
この3人組が出場するのは11月11日に開催されるSDGs系の発表会。
予選を通過して最終審査会に出場することになったのです。
会場はなんと神戸。東京なら朝出れば昼前には着きますが
神戸はそういきません。したがって10日に出発して前泊、
そして大会が終わった11日にも後泊することになります。
そこで思いついたのがFLORAがFLORAを応援すること。
実は12日、別の3名が京都の歴彩館で
やはりSDGs系の発表会に出場することになっているのです。
計画では11日にリハーサルがあるので京都に前泊する予定。
そこで12日の朝、神戸組が八戸へ帰る途中、
京都で途中下車して歴彩館で仲間を応援し、終わったら
6名一緒に帰るというなんともダイナミックな計画です。
相談したらどちらの主催者も快くOK。
そこで「秋の京都で待ち合わせ大作戦」を決行することになったのです。
問題なのは、大会が終わったらすぐに京都駅に向かわなければ
新幹線に間に合わないこと。
間違いなくお土産を買う時間はありません。
でも大丈夫、下旬には、FLORAはまたまた京都に行くことになっているのです。
京都土産は次回にし、今回は神戸のお土産を持ち帰ることになりそうです。
発表しながら日本列島を行脚するFLORA本来のスタイルが戻ってきました。
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FLORA ALL STARS

2023年10月27日 | 研究
まるで大家族の食卓のように賑やかな土肥実験室。
この日、放課後に集まったのは
2年生のFLORA HUNTERSと1年生のJr.たち。
総勢10名というALL STAR CASTです。
実はこの日、地元紙が先月受賞したジャパンスカラシップ岩佐賞の
取材に来校されたのです。
この賞は、何か特定の研究が評価されたのではなく
この10年間、環境班が歩んできたSDGs活動が認められたもの。
したがってみんながヒーロー、ヒロインなのです。
さて、かつてFLORAは、先輩が後輩の発表指導するのはもちろん、
時には学年の垣根を超えて一緒に研究したり遠征するのが流儀でした。
先輩と後輩の有志が縦割りの混合チームを作り活動する。
一見、簡単に思えますが、課題研究は学年別々に行う授業。
そのため同じ研究班でもお互い接点がないため、そう簡単にはできません。
もちろん活動は放課後になります。でも東日本大震災で津波被害を受けた
サクラソウの救出も雪国向きLED信号機の開発もみんな混合チーム。
そういえば遠征のたびに先輩は後輩に、後輩は先輩にお土産を差し上げていました。
いかにFLORAがこの独自の研究スタイルを、みんなで楽しみながら
実験的取り組んできたかがお分かりになると思います。
しかし、2018年を最後にTEAM FLORA PHOTONICSが解散し、
隔年募集となったFLORA。いつのまにか兄や姉、弟や妹がいない
ひとりっ子になってしまいました。
そんなFLORAなので、この日の大家族は
久しぶりのかつてのFLORAに戻ったようでみんなニコニコ。
見ているこちらも懐かしく感じます。
この最高の笑顔をまもなく地元紙で紹介されるはず。
ぜひご覧いただきたいものです。
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名久井園芸高校

2023年10月27日 | 学校
今日から2日間、地域の皆さんが待ちに待った
名農の農産物販売が始まります。
農場部が精魂込めて育てた農産物はどれも素晴らしく
今年もたくさんの皆さんの期待に応えるはずです。
人気の秋野菜とリンゴは生物生産科担当。
そして根強い人気のシクラメンは環境システム科が担当。
きれいな花たちは第2農場の温室で今まで待っていました。
いずれの農作物も人気の理由はお手頃価格と品質の良さ。
まだ名農の花を知らない方は、ぜひお試しください。
さて作物は、食用作物や工芸作物、飼料作物などいくつかに分類されます。
では名農の農産物販売の主役である野菜、果樹、そして草花は
何という作物に分類されるかご存知ですか。答えはみんな園芸作物。
つまり名農で生産する農産物のほとんどが園芸作物なのです。
かつて名農は名久井農業高校ではなく、名久井園芸高校と
改名した方がいいんじゃないかといわれたことがありますが
まさにその通りです。そんな名農の園芸科学科が
いち早く姿を消すとは、なんとも理不尽な話です。
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