あなたは5月連休、どうでしたか? 私は連休後半、とんぼ返りで東京に行ってきました。
熊本地方のみなさんのことを考えると、申し訳ないような気もしますが、でも、正直言って「楽しかったー」
普段の脳みそが違うものになったかのようでした。
2日まで目いっぱいバタバタ働きましたが、3日の午後から新幹線で東京へ。
東京には、4人の子どもたちとその家族が暮らしています。
3日の夜は、何年か前から恒例になっている家族みんなで(今回集まったのは13人中9人)の焼肉パ―テイ。
高校生の孫が、前の日のサッカーの試合で2ゴールをして勝ったというのでそのお祝いをしたり、わーわー、みんなが好きなことをしゃべり、勝手に食べて呑む・・・愉快なテーブルでした。
特に挨拶とかまとまりはないけど、まとまりの無さというまとまり・・・かな。
以前から、わが家はみんな勝手に好きなようにやる。だからか、みんな自分のことは自分で頑張る。
今思えば、ちょっとかわいそうな気もするが、子どもたちの結婚式も「自分でやれ」と援助しなかった。
「うちは大学は入れる。でも親の援助はそこまで。結婚式は自分でやれ」という方針だった。
実際、4人の子どもにそこまでするのが精いっぱいだった。
でも、子どもたちはみんなよく頑張ってる。私たち夫婦の誇りです。
息子や娘、その連れ合い、そして元気な孫たち、
連休のスケジュールもあるだろうに、毎年、集まってくれる。
おかげで、おいしいお肉とお酒を腹いっぱい食べた楽しいひと時でした。
4日は娘夫婦とハイキングに行く予定でしたが、東京地方強風のために断念。
私は美術館の梯子に行きました。
よかった―!
なにか脳みそが別物になったみたいな痺れるような快感でした。
まずはルノアール展、国立新美術館で。
上の絵はルノアールの『田舎のダンス』(左)と『都会のダンス』(右)です。
(日本ではめずらしい絵なのでルノアール展のパンフレットからコピーしました)
オルセーとオランジュリー美術館所蔵のルノアールが展示されていました。
『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』、『ピアノを弾く少女たち』、『草原の坂道』、『田舎のダンス・都会のダンス』などを好きになりました。
これらを見ていると、なにか心が弾む感じなんです。
つづいて向かったのは東京国立博物館の『黒田清輝 生誕150年展』です。
時間が遅くなり、3時ころに立ち食い蕎麦のようなものを食べ、急いで上野へ。
感動したのは、順風満帆な画家人生を歩んだと思っていた黒田清輝が執拗な裸体画に対する攻撃と闘い続けていたこと、そしてその作品の迫力。
特に感動したのは黒田33才の作品と言われる『智・感・情』。(下の写真)
これまで余り知られていなかった作品ではないか、しかし、これは黒田の代表作ではないか・・・と思った。
※ 博物館で購入した画集から撮ったものです。
・・・・・この日、歩いた歩数は15000歩とちょっと、疲れたー、だけど楽しかった!
子どもたちとその家族、みーんなに感謝です。
なお、帰ってきてから事務所のメンバーと相談し、ルノアールの『草原の坂道』のコピーを購入することにしました。
ほぼ原寸大のLL版です。ちょうど、事務所のお客様カウンターの正面に2×2.5mくらいの白の壁面が空いています。
事務所を建てて17年、いつか大きな絵を飾りたいと、このために壁をあけてあったんです。
出費も大きいですが、嬉しい。「念願かなった!」という感じです。
事務所のメンバーも「絵が来るのが楽しみ」と言ってくれています。
反対側の壁面、お客様カウンターの背面にはフェルメールの『真珠の耳飾りの少女』が飾ってあります。
これで気持ちのいい事務所になれば「ばんざーい!」です。
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