約1か月前、初めて一畑電車を撮影する事が出来ましたが
個人的に興味の有る車両達には出会えませんでした。
その後、色々調べてみると、撮りたかった3000系の南海カラー3008編成(デハ3008+デハ3018)が
既に運用から離脱している事が分かりました。
また、一畑電車から発表されている車両更新計画を見ると
今年から来年にかけて南海から譲渡された3000系は全て廃車されます。
そうなるとここは思い切って出撃しなければ残る3000系を撮影する機会は作れないだろうし
私が撮りたい車両の最右翼の一つでもある5000系も早く撮っておきたい。
という事で“出雲の国”へ出撃しました。
一畑電車のHPにはありがたい事に編成毎の運用が発表されてますので
3000・5000系が同時に撮れる3月12日に照準を合わせました。
松江には前日入りしました。せっかくなので山陰本線へ向かい、こちらも初撮りとなる“やくも”を捕獲しました。
OLYMPUS OM-D E-M10+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
Avモード f7.1 1/1250sec ISO200 (66mm)
実は今回の松江入りには500系“こだま”と381系“やくも”を使ったのですが
この“やくも”カラーに結構良い印象を持ちました。
そうなると撮りたくなるのが撮り鉄魂!
やはりヘッドマークが前面に有る特急列車は良いですね。
編成のアップも撮れましたので次は宍道湖を絡めて狙いました。
OLYMPUS OM-D E-M10+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
Avモード f7.1 1/800sec ISO200 (70mm)
屋根上がスッキリしている381系は編成を遠景で納めても軽快さが伝わって来ますね。
この後、宍道湖の夕景も撮ってみました。
雲が多くてイマイチでしたがここの景色は最高です。
OLYMPUS OM-D E-M10+BCL-0980
Avモード f8 1/200sec ISO200 -0.3EV ※カラークリエーター適用
OM-Dならでは作画機能『カラークリエーター』を初めて使ってみました。
またレンズはボディキャップレンズシリーズのフィッシュアイを使用なんですが
これらを用いて撮影するのってとても楽しいですね。
翌日は晴天下で待望の一畑電車を撮る事が出来ました。
OLYMPUS OM-D E-M10+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
Avモード f7.1 1/640sec ISO200 (49mm)
一畑電車5000系。
京王5000系からの改造車ですが同様の2100系より更に手を加えられ前面非貫通形となり
車内も観光運用を重視したクロスシート仕様のスペシャリティーカーとなりました。
私は小さい頃から京阪や阪急のクロスシート車に馴れ親しんだという事もあって
こんな特別感を持ったクロス車に特別な想いを寄せてしまいます。
もちろんこの後は運用表をしっかりチェックしその乗り心地を味わいました。
Avモード f7.1 1/400sec ISO200 (78mm)
そして3000系。
言わずと知れた元南海の『丸ズーム』こと21000系です。
国鉄80系に酷似したいわゆる湘南型スタイルの前面を持つ電車ですが見れば見るほど味わい深い造詣です。
車体は満身創痍と言う言葉がぴったりな状態で正直なところ営業に就いている車両とは思えない程の傷み具合です。
とにかくこんな状況でも頑張っている3000系の姿を見れて良かったと思います。
おそらくもうこの3000系に会う事も無いと思いますが最後まで頑張って欲しいものです。
そう言えば今日はあのトワイライトエクスプレスが最後の発車をした日でした。