主鉄写日記

鉄道を中心にデジタル写真を楽しむ
私、bigwest_1965の写真ブログです。

二兎を追うものは・・・ ~日本海~

2012年03月12日 13時10分43秒 | JR西日本・JR東日本

昨日は自分の失態も有り敦賀方面へ撮影に行けず京都駅での撮影となりましたが

今日半日ならば時間の都合が付くという事で再び『敦賀跨ぎ』を敢行しました。

残念ながら昨日の好天とは打って変わって本日は雪の予報ですが

「寝台特急には悪天候も似合う!」という持論に基づき雪の舞う北陸道で敦賀へ向かいました。

滋賀県北部は雪化粧しており滋賀と福井の県境から積雪量も増えて来ましたが

敦賀市内は殆ど積雪は無く、前回の『敦賀跨ぎ』で撮影したポイントへ向かいました。

前回の立ち位置には既に場所取りのつもり?の誰かの三脚が置いて有りました。

そこで並んでカメラを構えても良かったのですが今回は2両増えている編成なのでこの場所のS字を強調するアングルでいく事にしました。

犬走りの外側。つまり侵入してはいけないと思われる場所の外からカメラを構えるのですがこの場所は軌道面よりかなり低いので

結果、カメラ目線が低くなります。その為に上下線の間を走るロープやロープを張るパイプが列車の下回りと被るのに加えて

線路に向けて朝の降雪によるスプリンクラーの噴水も続いておりこの場所での撮影をどうしょうか?と

少し迷いましたが既に移動時間も無くこんな状況も記録としては良いだろうと思い継続しました。

PENTAX K-5+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM

マニュアル  1/500sec  f5.6  ISO2500  (170mm) 

 

青森から力走して来たのは101号機。

今日の曇り空は前回よりも更に暗くK-5のISO感度は2500にセット。更に高倍率ズームには厳しい開放絞りという条件でしたが

K-5とBIGMAはS字をうねりながらスプリンクラーを浴びる『日本海』の逞しい表情をしっかり描写してくれました。

 

『日本海』の通過を見送ると次のポイントへ向かう為に慌ててクルマに乗り込み移動を開始しました。

今日の『日本海』は敦賀まで約10分遅れでしたので敦賀で停車時間を詰めてくる可能性が有ります。

新疋田駅で撮るのが無難かと思いましたが恐らく敦賀での撮影も今回が最後となりそうなので

思い切って新疋田の大カーブへ向かいました。長い焦点距離は必要無いので軽量の70-300ズームに付け替えて

クルマから降りて大カーブへ向かって走ります。

坂を上りぬかるんだグラウンドを抜けると約10名弱の先客が居ました。

久しぶりの大カーブ。先客の邪魔にならない場所から遠慮気味にカメラを構えてすぐにやって来た『サンダーバード』で試し撮りです。

PENTAX K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

Tvモード  1/500sec  f4  +1.0EV  ISO640  (100mm)

 

この画角で何とか2両増結の編成が全て納まりそうです。雲の切れ目から太陽光が射してきたので感度を落とし露出を整えます。

定時運行だと約5分程で『日本海』がやって来ますが敦賀でどれ位遅れを詰めて来るのでしょうか?

そう思っていると風雲急を告げる様な天気の急変。たちまち空は鉛色に変わり凄い強風です。

「嘘だろ~?」と思った瞬間、2~3mmの霰が叩きつける様に落ちて来ました。

列車がやって来る方向から風と霰が吹いて来るのでたちまちレンズ面は真っ白です。

「これは撮影は無理かも知れない?」と焦っていると列車接近の警報音が強風と共に届いて来ました。

とにかく撮影だ!と思いISO感度を上げカメラを構えますが激しい霰で視野は殆ど真っ白です。

PENTAX K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

Tvモード  1/500sec  f5  +1.0EV  ISO2500  (133mm)

 

僅か6分の差で状況は一変しました。2灯のヘッドライトを頼りにフレーミングしながら撮影です。108号機でしょうか?

予め置きピンしていましたので良かったです。恐らくAF-Cで追いかけていたら迷走しっ放しだと思います。

激しい雪の中での撮影は経験有りますがこれ程酷い霰の中での撮影は初めてです。

レンズフードの中には雪が溜まっていました。

防滴・防塵を謳うK-5ですので安心して撮影してましたが、あっ!安シグマ(70-300)・・・ズブ濡れだ!

ペンタさん!早く55-300WR出して下さ~い!お願いします!!!

PENTAX K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

Tvモード  1/500sec  f4  +1.0EV  ISO2500  (85mm)

 

振り返りバックショットを狙いますがやはりAFにとってこの状況はかなり厳しい様で少しピントは甘いです。

激しい風の音に負けてカニ24の例の発電機のエンジン音は聞こえませんでした。

 

二兎を追いましたが定期『日本海』のラストショットはこの様な写真となりました。

写真としては?ですが記録としては良かったと思います。

これ以上の過酷な雪の中で永年力走を続けて来た『日本海』に敬意と感謝の気持ちを込めて・・・

ありがとう!そして さようなら!

 

 

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これで最後? 定期『日本海』の撮影

2012年03月11日 11時39分41秒 | JR西日本・JR東日本

定期『日本海』の終焉まであと5日となりました。

身近な風景と共に『日本海』を記録しようと思い京都駅で4002レを待ちました。

入線してくる『日本海』を狙える各ホーム東端にはカメラを構えるファンの姿が多く見られます。

 

K-r+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

マニュアル  1/500sec  f8  ISO250  (190mm)

 

京都駅構内と長編成のブルートレインとの組み合わせもこれが最後かも知れません。

せっかくの11両という増結編成が途中で切れるフレーミングになりましたが

威風堂々とした寝台特急列車の存在感は表現できたと思います。

 

K-r+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

マニュアル  1/500sec  f8  ISO250  (70mm)

 

架線柱や信号灯の柱がEF81に掛かってしまいますが機関車込みで12両という編成の全景を納めてみました。

ワイド側の70mmにズーミングしましたので『日本海』の背後には東山も入りました。

金帯・白帯が入り混じるブルーの編成は登場からの歴史・変遷といったものを感じさせます。

K-r+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

マニュアル  1/500sec  f8  ISO250  (133mm)

 

多くのファンがレンズを向ける中『日本海』は少し長めのホイッスルを響かせた後、ゆっくりと動き出しました。

人気の非貫通スタイルのカニ24からはいつもの図太い低音が聞こえます。

終着の大阪でもきっと多くのファンが待ち受けている事でしょう。

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京都駅『0番ホーム』で

2012年02月24日 19時51分32秒 | JR西日本・JR東日本

京都駅の0番ホーム。

北陸線・中央線・高山線方面への優等列車が発着するホームです。

昨年まではこのホームで見る事の出来た『雷鳥』は既に廃止。

そして『日本海』や『きたぐに』という列車が来月のダイヤ改正で定期列車から臨時列車化されてしまいます。

PENTAX K-r+smc PENTAX-DA L 18-55 F3.5-5.6 AL

マニュアル  1/50sec  f3.5  ISO200  (18mm)

 

この列車の案内板から『日本海』の列車名が毎夜見れないというのは非常に寂しいですね。

小さくて見づらいのですが正面に停車中の緑色の編成は地方色の緑一色となった117系です。

残り少なくなった113系湘南色や117系シティライナーカラーも地方色化が進み国鉄時代の香りがどんどん消えていきます。

 

PENTAX K-r+smc PENTAX-DA L 18-55 F3.5-5.6 AL

マニュアル  1/10sec  f9  ISO1250  (55mm)

 

そんな事を思っていると『日本海』が入線する少し前の0番ホームに草津線行きの117系シティーライナー色編成がやって来ました。

隣の1番線に停留中の113系は湘南色。奇しくも国鉄色の並びが目の前で実現しました。

これらが緑一色になるのかと考えると残念で仕方ないです。

地方色化、個人的には愚行だと思いますが単色塗装による経費節減効果や線区に合わせたボディカラーで誤乗を防ぐ?等の

考えがあっての事らしいです。時折りJRを利用する程度の私にはこれ以上批判は出来ないし地方色化が完了するまでに

出来るだけ多く写真に撮って自分の眼に焼き付けて置きたいところです。

 

PENTAX K-r+smc PENTAX-DA L 18-55 F3.5-5.6 AL

マニュアル  1/15sec  f7.1  ISO2000  (18mm)

 

気が付くと『日本海』が0番ホームへ入線しました。京都駅のホームで『日本海』を見るのは久しぶりです。

乗客と『日本海』を撮影しようとカメラを構えるファンの人並み越しに見えたのはローズピンク色のEF81でした。

思わずその勇姿に見惚れてしまってシャッターを切るのを忘れてしまいました。

多分106号機だったと思いますが夜のホームにやって来たブルーの編成に興奮した私はカメラの存在を思い出し

慌ててブルーの編成にカメラを向けました。京都での停車時間は僅か2分ですが私自身ホームから24系・24系25形を見るのは

本当に久しぶりで車内外を見ている内にかつてお世話になった、あの『彗星』を思い出しました。

 

PENTAX K-r+smc PENTAX-DA L 18-55 F3.5-5.6 AL

マニュアル  1/20sec  f7.1  ISO2000  (18mm)

 

折り戸やステップを照らす照明。三ッ星マークや号車サボも健在でJRマークが付いている事を除けば

昔のまんまの24系・24系25形です。車内は明らかに鉄道ファンと見受けられる乗客が多く見られました。

毎夜これだけの乗客がいれば臨時化は免れたと思いますが新幹線や夜行バスが普及している今の時代に

割高な寝台料金を始めセキュリティーやプライバシーに問題の有る開放型の寝台では到底生き残れないと正直思います。

これからの時代、採算面を考えると列車に乗る事自体に価値が有り、愉しみである現行のトワイライトエクスプレスや

カシオペアの様な列車じゃないと夜行列車として存在出来ないと思います。

でも昭和の「夜行列車」という旅情を誘う存在を知っている世代の人間としては気軽に乗れる夜行列車の復活を願わずにはいられません。

 

PENTAX K-r+smc PENTAX-DA L 18-55 F3.5-5.6 AL

マニュアル  1/20sec  f7.1  ISO2000  (18mm)

 

そんな事を2分という短い停車時間の間に考えていると軽いホイッスルの音の後、目の前のブルーの編成がゆっくりと動き出しました。

懐かしさ溢れる客車列車の動きです。ゆっくりと優雅に編成は北を目指して加速して行きます。

もうブルートレインというものに乗る機会は無いかも知れませんが『日本海』は過去の私とブルトレとの良き関係を

再認識させてくれました。そのお礼に定期列車として最後の日を迎えるまでその勇姿をもう一度撮影したいと思いました。

 

久しぶりのPENTAX K-rでの撮影でしたが高感度+ボディ内手ブレ補正機構のお蔭で夜のホームで手持ちによる撮影が出来ました。

今回、ホームに入線してきた『日本海』にストロボを焚いているファンが居たのは残念でした。

昔とフィルムカメラと違って今のデジカメは高感度の使用が容易ですのでストロボ発光による撮影や

乗客の迷惑になる三脚の使用による撮影は出来るだけ避けたいものです。

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あと一ヶ月   ~日本海~

2012年02月16日 15時15分59秒 | JR西日本・JR東日本

3月17日のダイヤ改正まであと一ヶ月となりました。

永らく日本縦貫線を駆け抜けた『日本海』もこのダイヤ改正で定期列車としての幕を下ろします。

今日は北陸線の新疋田~近江塩津間で線路トラブルが発生し列車の運行取り止めや遅れが生じて『日本海』も大幅に遅れていました。

3時間程の遅延を知った私は湖西線のある撮影ポイントへ向かいました。

定時運行時とは太陽の位置も違うのでいつもと違う感じで撮れるかな?という期待が有ったからです。

約4時間遅れで『日本海』はやって来ました。

いつもなら逆光気味となるこの場所ですが午後になると琵琶湖対岸の山々も順光で美しく見えます。

久しぶりに見るEF81 108号機の車体は現存するローズピンク色機の中でも美しいコンディションを保っている様です。

今回は一部だけをプチ流し撮りでと思ってたのですが・・・NDフィルターを忘れました。

とにかく妥協のシャツター速度と絞りで2~3枚づつ連写です。

スノープロウがギラリと光っています。これをファインダーで見た私は今日の写真をDPPで

ピクチャースタイル“クリア”で現像しようと思いました。

3枚の写真は全てピクチャースタイル“クリア”適用です。

しんがりを務めるカニ24。

長年電源車として編成を支えるという重責が屋根の色合いの中に滲み出ている様です。

あと1ヶ月、撮れる範囲で『日本海』を記録したいと思います。

 

※3枚とも

Canon EOS 40D+EF300 F4L IS USM

マニュアル  1/125sec   f13   ISO100

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一粒で二度美味しい?  ~日本海~

2012年02月13日 13時57分41秒 | JR西日本・JR東日本

今年の冬は大寒波の影響を受け、日本海縦貫線を走る『日本海』の運休がとても多くなりました。

ようやく昨夜の上り『日本海』4002レは運行再開を果し無事に青森を出発したそうなので

今朝は頑張って早起きし敦賀へ向かいました。

降雪は無いもののまだ雪はしっかり残ってましたので雪景色が素敵な南今庄以北を目指そうかと思いましたが

今回は敦賀で撮影する事にしました。『日本海』は敦賀で牽引機が変ります。

つまり敦賀の前後で牽引機が変わるという事は1つの列車で違う機関車が牽引する『日本海』を撮影出来るのです。

幸い機関車の付け替えで敦賀には約20分停車しますので車の移動なら2機の撮影は充分可能です。

1往復だけの『日本海』。それも運行時間帯を考えると上り列車しか狙えませんのでこれはある意味美味しい作戦です。

ブログのリンクをさせて頂いているtake44氏が何度か『敦賀跨ぎ』と称するその作戦を敢行し成果を掲載されているのを

見てましたがまさか自分がその作戦を実行するとは思いもしませんでした。

インターネットの掲示板を頼りに運行状況を確認すると約1時間の遅延が発生しているらしいので撮影場所探しは焦らずに出来そうです。

敦賀駅から線路沿いに撮影ポイントを漁ってみますが市街地の中では良い場所が見つかりません。

実は過去に新疋田付近を除けば敦賀市内で撮影した事が無く何処で撮影すれば良いのかさっぱり見当が付きません。

ようやく北陸トンネルまでに撮影出来そうな踏切を発見しましたのでそこで待つ事にしました。

 PENTAX K-5+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM

マニュアル  1/500sec  f8  ISO800  (140mm) 

 

緩いS字カーブの雰囲気と背後に迫る山の表情を画面に入れたいと思いましたので線路脇の雪溜まりの中を膝上まで

埋まりながら前後し立ち位置を決め、ようやく納得出来るアングルが決まりました。

青森からこの敦賀まで『日本海』の先頭に立って来たのはEF81 101号機。

僅かに付いた雪が1時間10分遅れを生んだ道中の悪天候を伝えてくれます。

国鉄時代から受け継ぐ交直流機の証であるローズピンクとブルトレの語源にもなった青い車体は実にマッチしますね。

トワ釜とファンの皆さんが呼ぶトワイライトエクスプレス塗色のEF81が先頭だと少しがっかりします。

曇りで少し暗いのでK-5のISO感度は800にセットしてますがこの感度だとノイズや描写に関してまったく気にする事無く使えます。

個人的にはISO1600までは充分で少し我慢すればISO3200まではいけると思います。

安くてF値の暗いズームを多用する私には大変ありがたい高感度性能だと言えそうです。 

 PENTAX K-5+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM

マニュアル  1/500sec  f8  ISO800  (93mm) 

 

通過する『日本海』の編成を観賞しつつバックショットを狙います。

先日撮影した『日本海』の切妻貫通型とは違い今日のカニ24は非貫通型の白帯飾り付き。

個人的にはこのスタイルの方が20系から続くブルトレらしいイメージが強くて好きです。

 

敦賀で『日本海』が牽引機の付け替えをしている間に新疋田へ向かいました。

今日は月曜日ですが上りホームの端に2名と下りホームには5~6名程のファンが『日本海』を待っています。

遠くに見える有名撮影ポイント「大カーブ」にも5名程がカメラを構えている様です。

ホームには列車接近のメロディが流れます。遅れは更に拡大した様で1時間30分弱の遅延でしょうか?

PENTAX K-5+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM

マニュアル  1/640sec  f8  ISO500  (113mm) 

 

敦賀から終着大阪まで『日本海』を牽くのはトワイライトエクスプレス牽引機に仕立てられたEF81 114号機。

連結器周りに変更が加えられ少し“いかつい”外観になっています。こちらの方が機関車らしい迫力は増していますが

やはり国鉄時代のオリジナリティが良いと思ってしまうのは我々の世代には仕方が無い事なのかも知れません。

 

今日は短い時間の間に2種類の『日本海』を撮る事が出来て良かったと思います。

今後更に各撮影ポイントには『日本海』の最後を見守るファンが増える事でしょう。

恐らく私自身は福井県以北へ『日本海』の撮影にもう行く事は無いと思いますが

昨年の『雷鳥』の最期の時と同じく大きな事故や問題が起きない事を願わずにはいられません。

ファンの皆さん、安全にそして楽しくマナーを守って『日本海』を見送りましょう!

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誰も撮らない?場所で狙う Part2  ~日本海~

2012年02月06日 11時53分17秒 | JR西日本・JR東日本

昨年の『雷鳥』に続き今年も『日本海』という大物列車が消滅します。

3月のダイヤ改正以降『日本海』は臨時列車として残るそうですがB寝台のみの6両編成での運行との事で何とも寂しい話です。

私にとって馴染みの有った関西対九州の寝台列車は既に消滅しておりもう乗る事も撮る事も出来ませんが

この『日本海』は唯一、身近に残るブルートレインなので今回の定期列車からの撤退は寂しく感じます。

有名な撮影ポイントで『日本海』の姿をしっかりとカメラに納める事が出来れば良いのですが

そんな場所ではどうしても嫌な思いや不快な思いをする事も多く、私としては静かに『日本海』を見送りたいと思います。

PENTAX K-5+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM

マニュアル  1/500sec  f8  ISO3200  (500mm) 

 

雨の降る高架線を走る『日本海』。

運転停車駅を発車した後ですがEF81 107号機はモーターの唸りも高らかに下り勾配を一気に加速して行きます。

自然溢れる景色と『日本海』を絡めれば素晴らしい写真が撮れると思いますが

架線柱の連なるこんな高架区間での撮影も記録としては良いのでは?なんて思います。

でも臨時『日本海』の6両編成だとこんな圧縮撮りをすればさっぱり絵にならないでしょうね。

雨の暗い状況で今までだと撮影を躊躇するケースですがK-5のISO3200はしっかりと『日本海』を捉えてくれました。 

PENTAX K-5+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM

マニュアル  1/500sec  f8  ISO3200  (290mm) 

 

「シャーッ」というスラブ軌道独特の高周波音が響く中、カニ24から漏れる低音を聞きながら『日本海』を見送りました。

 

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誰も撮らない?場所で狙う  ~日本海~

2011年10月29日 21時33分00秒 | JR西日本・JR東日本

『日本海』。既に説明の必要も無い程の人気の寝台特急列車です。

EF81が牽引する客車は正に“ブルートレイン”です。

湖西線の比良山をバックにした有名撮影ポイントは今日もこの『日本海』を狙う多くの撮影者が三脚を立てて列車の通過を待っていました。

『雷鳥』亡き後は『トワイライトエクスプレス』と共に一番人気の被写体の様です。

私もまだ好天での比良山をバックにした『日本海』は撮影していないので秋空の広がる今日は良いチャンスでしたが

人と同じ写真を並んで撮るのも抵抗が有りましたのでそのポイントやり過ごして何の変哲も無い場所で『日本海』を待ちました。

PENTAX K-r+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

Avモード  f8  1/500sec  -0.3EV  ISO200  (70mm)  ボディ内RAW現像時にデジタルフィルター「トイカメラ」適用

 

先頭に立つのはローズピンク塗色のEF81 107号機です。

オリジナル画像はボディ側面が影になり色彩も不十分なためK-rのデジタルフィルターを用いて加工してみました。

あまり使った事の無い機能なのでカメラの背面液晶と格闘しながらあれこれと試してみました。一番良いと感じたのが上の写真です。

「トイカメラ」を使い「トーンブレイク」で緑を強調。ど派手な発色となりましたがコントラストも高まりメリハリが出ました。

若いススキの穂の色合いと鮮やかになった緑が『日本海』を惹きたててくれた様に思います。

定番写真も良いですが近くに住んでいる有利さを活かして色んなカットを撮りたいですね。

 

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