またしても近鉄特急撮りが続いています。
間も無く梅雨入りを控えるこの時期、狙うのは水の張られた田んぼに写る
反射像と共に編成を捉える“水鏡撮影”。
天気ももちろん大切なんですが何と言ってもたっぷりと張られた水や
その水の濁りが無いのはもちろん、風が吹いていない事も大切です。
ところが今日は不快な程に暑くならず撮影には好都合だったのですが結構風が吹いていました。
常に風が吹いている状況で水面には風に煽られて波紋がずっと広がっていました。
とは言うものの、時間とお金を費やしてここまで来た限りは撮影に挑むしか無い!
やって来る編成を見て編成長に見合ったフレームをズーミングしてレリーズします。
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Panasonic LUMIX DMC-G8+LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.
Avモード f5.6 1/1600sec ISO200 (26mm)
12200系の4連+4連からなる8両編成です。
この12200系は伝統の近鉄特急色を纏いながら末期の活躍を続けます。
国鉄特急色もそうですがこの色も自然風景に違和感無く溶け込み絵になりますね。
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Panasonic LUMIX DMC-G8+LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.
Avモード f5.6 1/2000sec ISO200 (21mm)
続いて12200系の4連も記録出来ました。
先程の写真もそうですが何とか水面にオレンジ&ネイビーブルーが映り込むものの
鏡には程遠い状況でとても残念です。
続いてはメインのアーバンライナーnext 21020系を狙います。
前回の麦畑は山田線での撮影の為に21020系は撮影出来ませんでした。
という事で今日メインは21020系だったのです。
風は先程より強まり全く反射像が浮かばない状態でしたが無情にも主役nextはやって来ました。
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Panasonic LUMIX DMC-G8+LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.
Avモード f5.6 1/2000sec ISO200 (30mm)
独特のオーラを放ちながらnextがやって来ました。
辛うじて水面には前面のボディに当たった光の煌きが写りましたが水鏡成らずです。
一時間半待てば再びnextがやって来るので風が収まる事を期待しながら時を待ちます。
ところが風は一向に止まず快調に水面を乱しています。
間も無くnextが来る頃、水鏡を断念して先程より望遠よりのカットを狙う事にしました。
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Panasonic LUMIX DMC-G8+LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.
Avモード f6.3 1/1600sec ISO200 (73mm)
編成の前後が架線柱に掛からないようEVFを凝視してレリーズ。
遅延がかなり少なくなったと言ってもOVFの一眼レフの様に比べれば僅かに
表示される像に遅れが有ります。
レリーズタイムラグに自分自身のラグも有るので余計に一枚切りは緊張しますが
編成が良い位置に何とか収まってくれたようです。
今日撮影したアングル・フレームだと連写したところでG8の連写速度だと
ベストな位置で捉えるのは確実とは言えません。
4Kフォト機能を使えば確実なんでしょうが正直、もう少し歳を取るまでは
緊張しながらの一発撮りも継続したいというのが本音です。