京都市と大津市を結ぶ京阪電鉄京津線。
山科~三条間が地下化される以前は三条と浜大津・石山寺間に急行・準急が運転されていました。
碓氷峠に匹敵する66.7‰の急勾配や急曲線が連続する日ノ岡~九条山~蹴上間の難所を
吊り掛け駆動車の260・300形が急行・準急、そして高性能釣り掛け駆動車の80形が普通として活躍していました。
その京津線の急行・準急に用いられる260・300形は京阪本線の特急と同じ色に塗られていたのです。
その懐かしい急行・準急色が平成24年度『大津線開業100周年記念キャンペーン期間』のイベントの一つとして復活しました。
PENTAX K-r+smc PENTAX-DA L 18-55 F3.5-5.6 AL
Avモード f8 1/640sec -0.3EV ISO400 (31mm)
秋の清々しい好天の下、カーマインレッド&マンダリンオレンジの京阪特急色をまとった600形が大津市内を駆け抜けます。
新しい塗装のためでしょうか?8000系30番台のそれよりも深みを感じる京阪特急色です。
K-r+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
Pモード f8 1/500sec ISO400 (70mm)
石山坂本線と京津線との接続駅、浜大津を出て併用軌道区間を走る600形。
たった2両の中型車両ですがこの色だと存在感が増しますね。
K-r+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
Pモード f8 1/500sec ISO400 (120mm)
前面が非貫通タイプなのでかつての旧型車とイメージは異なりますが車体の側面は当時の面影のまんま。
それもその筈、この600形は260・300形の車体を流用して作られたのです。
よく見れば排障器もそのまんま流用してますね。
PENTAX K-r+smc PENTAX-DA L 18-55 F3.5-5.6 AL
Avモード f8 1/500sec -0.3EV ISO200 (24mm)
坂本方面も宅地化がどんどん進み気が付けば沿線の緑も減っていますね。背後には琵琶湖の湖面と対岸が見えています。
車両主体の撮影が多い私にこんな写真を撮らせたのは京阪特急色のオーラでしょうか?
PENTAX K-r+smc PENTAX-DA L 18-55 F3.5-5.6 AL
Avモード f8 1/800sec +0.3EV ISO400 (23mm)
いつまでこのカラーで走ってくれるのか分かりせんが、この京阪特急色600形の登場で
今までまったくレンズを向ける事が無かった石山坂本線の撮影機会が増えそうな予感です。