家の押入れがだんだん満杯になってきたため、整理をした時のこと。
どんどん衣類などを引っ張り出してきていると、一着のスーツを発見。
「はて?このスーツは、いつの物やら。」
よ~く考えてみたところ、24年半前の結納時に購入した物と判明。
確か京都の大丸で買った、当時アラン・ドロンがコマーシャルをしていたダーバンである。
まだ、その時22歳の私にとっては、とても高かった買い物でした。
しかし、その高かったスーツも一年後には体型が変わり、着られなくなってしまった次第。
それから、体型は元に戻ることは無く、結局2~3回しか着ることができなかったスーツでした。
「あ~ぁ、もったいない。しかし、今もサイズ的に着られる訳が無く、どうしようもない。」
実際に上着を着てみると、パン、パンで血流を止めてしまいそうである。
ズボンなんか履けるまでに至らない有様。
実は、そんな衣類が他にもどんどん出てくる。
よく考えてみると、20代では結婚前と結婚後で大きく体型が変わり、
その後も30代前半まで変動を繰り返していた。
そして、40代に入り、変動は少なくなったが、太ったままで上げ止まり状態に。
20代の体型を羨ましく、そして懐かしみながら整理を無理やり終了。
すると横に、我が奥さんの衣類も山積みされている。
体型の変化は、私だけに限らず同じように奥さんにも起こっている。
どうして結婚は、これほどまでに体型を変化させてしまうのであろうか。
と、見っともなく出たお腹をポンッ!恨めしげに眺めていました。