今年の冬は暖冬と言われ、確かに雪も降らず、冬らしくない冬です。
雪が降らないと、除雪の手間がいらず、また自治体も経費的には大助かり。
ただ、スキー場は大困惑。
お気の毒です。
高島市マキノのスキー場ではねウィンターフェスティバルが予定されていますが、雪がゼロ。
内容を大幅に変えて開催されるようです。
さて、冬の風物詩ザゼンソウの話です。
このような珍しい植物です。
今津町の一部の湿地帯に群生し、毎年たくさんの方が訪れています。
ただし、積もった雪から顔を出すという本来の様子が、その雪がありません。
今年はどうかな?
と、思っていたところ、先日の新聞記事で紹介されていました。
そこで、行ってきました。
まったく雪がありません。
ポツリポツリと顔を出しています。
方向がよければ、こんな感じです。
それでは、高島観光協会から・・・。
饗庭野(あいばの)の伏流水が創り出した自然の傑作、ザゼンソウの群生地。
サトイモ科のこのめずらしい植物は、毎年2月下旬から3月にかけて、
僧侶が座禅をしているように見える赤紫色の花を咲かせ、
湖西地方に春の訪れを告げてくれます。
これだけ群生している場所は県内でも非常にめずらしく、
平成元年8月30日に滋賀県緑地環境保全地域に指定されました。
<自然保護にご協力ください>
この弘川(ひろかわ)の群生地は、県の緑地環境保全地域に指定されているため、
園路以外のところに立ち入ることは勿論、竹や座禅草、木のツルに至るまで採取することは出来ません。
この珍しい座禅草をいつまでも観賞できるようマナーを守って見学してください。
と、あります。
現地にも看板があります。
この日は、平日の午前中でしたので、そんなに人はおられませんでした。
竹林もイイ感じです。
しかーーーーーし、こんな人が・・・。
中に入っています。
独り言が聴こえてきました。
「うまいこと、撮れへんな。」
と、スマホを向けています。
ザゼンソウが遊歩道向きと違ったので、撮影がしにくく、湿地帯へ足を踏み入れたようです。
こんな感じで・・・。
このおばさんが踏みしめている地面にも、先ほどの注意書きにあったような幼い芽があるかもしれません。
まったくダメな行為です。
普段は温厚な私も我慢ができず・・・。
「中へ入ったらあきまへんやろ!」
「自分勝手なことをしていては、迷惑やろ!」
と、注意をしました。
おばさんが立ち去った後は、踏みつけられた跡がありました。
ホンマに、なんちゅう人や!
高島の大切な自然を!
ザゼンソウの中の仏さん、怒ってやってください。
マナーを守りましょう。