poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

忙中閑…アリヤナシヤ

2011-05-25 23:01:38 | テ・ン・ジョ・ウ
今月の歌舞伎鑑賞は、20日(金)。
「義経千本桜 川連法眼館」「蝶の道行」「封印切」…いずれも何度かは見ている演目でした。
演ずる人によって趣が異なるのもまた歌舞伎の醍醐味!…なんて、いっぱしのことを言ってる。。。

「川連法眼館(=四の切)」は、昨年4月の歌舞伎座最後の公演を幕見で見て以来。
このときは、菊五郎 & 菊之助の “佐藤忠信 実は源九郎狐 & 静御前”
そして今回は、亀治郎 & 門之助。
門之助丈は、ザ・殿サマみたいな風貌だけど、お姫さまも無理なく演じてしまえる。
そういうところも歌舞伎の醍醐味かなぁ。。
やんちゃな円熟味あふれる菊五郎キツネに対し、亀治郎キツネは俊敏で、まだ子ギツネなのかもと思えるくらいかわいい印象でした。
猿之助の芸を継承する亀治郎キツネの早替わりのある瞬間、鳥肌が立ったぞぉ~!
これは初めての経験で、自分でもちょっと驚き。

6月の国立劇場では、 “翫雀 & 壱太郎” 親子の共演で同じ演目を見る予定。
しかも、竹本は谷太夫(前の2回は葵太夫)サンとのことなので、
どんな四の切になるのか、期待はふくらむばかり。

3月は開演の1時間前に被災して残念な顛末になったけれど、4月は15日・20日と立て続けに新橋演舞場で歌舞伎を、しかも同じ演目を見るという贅沢をしていた私。
(これは神サマからのプレゼントとして、その幸運をありがたく享受。)

そして、今月は明治座デビュー。
といっても、この劇場に足を踏み入れるのは初めてというだけのことなんだけど。。
そんなわけで、今日の画像は明治座の天井でござるよ。
宙乗りの亀治郎キツネが実に楽しく気持ちよく空(クウ)を舞い、桜吹雪の向こうへ消えていったのでした。
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