poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

これもテ・ン・ジョ・ウ

2010-03-21 22:11:04 | 日々録
染模様恩愛御書を観に行ったのは8日ほど前のこと。
100年ぶりの再演(大阪・松竹座)から3年半を経て待望の東京公演…なのだそうです。
その日は、Bocco が最寄り駅に到着する直前に電車が止まってしまいました。
急きょバスに乗り換えて三鷹まで移動。
三鷹までの約30分間の長かったこと。。。
復旧したばかりの電車に飛び乗り、東京駅に着いたのは開演10分前!
丸の内側のタクシー乗り場に直行して、劇場入り口に立ったのは開演5分前!!
エレベーター4つを駆け上がり、イヤホンガイドを借りて席に着いた数秒後に柝が入って幕が上がる…まったくもってスリリングな経験をしたものです。

さて、今回のお芝居は、大道具(舞台装置)や照明、CGがとても効果的に使われ、舞台作りもいつもの歌舞伎とは違う趣になっています。
ストーリーテラーの役は、講談師の旭堂南左衛門さん。
しかし、歌舞伎本来の格調はしっかりと保たれて、これからの歌舞伎を背負って立つ、染五郎丈、愛之助丈をはじめ若い役者さんたちの心意気や意欲の感じられる作品です。
不思議空間ともいえる日生劇場の内部…天井もまた、このお芝居にぴったりの雰囲気でした。

書物にしろ映画にしろ、気に入ったものは何度も繰り返して見たくなるのは Bocco のクセのようなもの。
それで、今回は26日の千穐楽に行くことにしました。
いわゆる古典の歌舞伎は何度も再演されるものですが、こういう作品の再演はいつになるのかわからないし、それに千穐楽の舞台を一度見てみたいという気持ちもあります。
実は今週、 Bocco は新たな出発の時を迎えます。
そんな自分へのはなむけの意味もあるのです。。。

___おいおい、そんなに自分を甘やかしていいのかい?
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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同じです (Yuu)
2010-03-25 12:37:33
気に入った本は飽きることなく、何度もページをめくります。咀嚼し記憶しているのに、また手に取り開いてしまう。映画や音楽もそうですね。
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よかったぁ! (Bocco)
2010-03-26 20:40:35
やっぱり、そうなんだ!…安心しました。

で、予定通り、千穐楽に行ってきました。
今回は1階席後方のど真ん中、それでも役者さんの細かい表情を見るには “ビノぞう” が必要でしたが。。。
でも、前回とはまた別のとらえ方ができたり、自分の理解を確認したり…と、反すうの観劇でした。
カーテンコールでは、客席もほとんど総立ち。
いろんな感激で今日は気持ちが少し高揚しています。

Yuuさん、今度はぜひ『鳴神』ご一緒しましょう!
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