上質の演奏を聴き終えコンサートホールを後にするとき
シャワーのように降り注ぐ細かい雨も輝いていた
シャワーのように降り注ぐ細かい雨も輝いていた
前夜に降り出した雨がぐずぐずと尾をひいてジメジメと寒かった昨日から一転、
今日は晴天の日曜日となりました。
朝もやの風景というおまけ付きです。
晴天の休日ともなれば、洗濯や掃除の他にあれやこれやが待っています。
本日のBGMは内田光子さんのモーツァルトです。
かつては毎日のように聴き続けていた内田さんのモーツァルトですが
しばらく疎遠になっていました。
あの明快で明晰な演奏を受け止めるだけのエネルギーが
ここ数年の Bocco には不足しているように感じていたからです。
ところが、ところが…です。
Kaiapua とともに内田光子さんの演奏を聴きに行ったのは
11月18日のことでした。
この日演奏されたモーツァルトの作品は
ピアノ協奏曲の17番と25番。
長年にわたってCDを聴き続けた内田光子さんのモーツァルト…
まさにその “内田光子のモーツァルト” が
寸分の狂いもなく “再現” されているのだけれど
その "音” は比較にならないほどさらに繊細で、大胆で、深遠で、透明で…
Boccoが今までに聴いたライブ演奏のどれよりも
上質な音に包まれる感覚を味わったのでした。
演奏中にふっと風のようなものを肌に感じたのはあのとき以来のこと。
めったにない至高の体験だったように思います。
やはりライブ…生の演奏は最高です!
あの感覚をもう一度…と願ってまた聴きたくなるのでしょうが
サントリーホールにちょくちょく行けるほどBoccoはリッチではありません。
せめてもの思いからCDを入手しました。
30年前の演奏と今を聴き比べるのも楽しみです。
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