何故、危険を回避しないのか？

　普天間基地は、「世界一危険な飛行場」とされているのに、移設問題が難航しており、危険な状態は今も続いている。

　だが、何時から「世界一危険な飛行場」になったのだろう？

クリアゾーンとは
　　滑走路の両端から900メートルは航空機事故が起きる可能性が高いとして土地利用を禁じた場所のこと。

米空軍、米海兵隊の飛行場安全基準で決められていて、普天間基地のクリアゾーン内には、公共施設、保育所、病院が18か所、住宅約800戸、約3,600人余の住民が居住している。（２００８年資料）

　危険とされる象徴の「普天間第２小学校」は、「普天間小学校」から分離して、１９６９年（昭和４４年）に現在の場所に開校し、１９９６年（平成８年）に新校舎になったそうである。２度ほど、危険回避の為に小学校の移転が検討されたが、その度に大反対にあったそうである。それは、基地が危険だと訴える「基地反対派」の団体からの反対だったのだ。

　


　最初に基地が造られ、その危険な基地周辺に学校や住宅がどんどん出来たのである。何故、行政が認めてきたのかは判らないが、せめて学校だけでも今すぐに移転すべきであろう。というより、「クリアゾーン」内にある公共施設、保育所、病院、住宅等は、全て移転させなければならない。つまり、「クリアゾーン」内は立ち入り禁止にすべきである。