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https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20231121204332
21日の衆院予算委員会で自民党総裁でもある岸田文雄首相と立憲民主党の泉健太代表が対決した。2人はともに党内からの不満を抱え「続投へ崖っぷち」(政府関係者)の状態。首相の打ち出す減税を「スーパーで言えば還元ではなく出血セール」などと分かりやすい例えで批判し攻め立てた泉氏が「総理の動揺を誘うのに成功した」(同)。泉氏が息を吹き返す一方、首相はさらに苦境に陥った。
岸田首相は内閣支持率の最低を更新し続けており、自民の政党支持率も連動して低迷。一方の泉氏も次期衆院選での政権交代には弱気で小沢一郎旧民主党代表らから「しっかりせよ」と突き上げを食らっている。
首相同様に苦境の泉氏は、今年に入って3万点以上の食料品が値上げしたことを挙げ「総理はデフレ脱却というが国民はデフレなんかとは思っていない。深刻なインフレではないか」と指摘。首相が「国民に還元する」とした税収上振れ分の財源を「国債償還などで使い切った」とした鈴木俊一財務相の説明を引き「減税財源はすでにないから新たな国債発行を伴う。国民からの借金。還元セールではなく国民の懐からの出血セールだ」と断じた。
立憲民主党は、財務省の供給能力(潜在GDP)を最大概念から平均概念の定義に変え、総需要(名目GDP)とのデフレギャップを少なく見せるトリックを見破れず、深刻なインフレと思い込んでいるとは情けない限りである。
それでなくても、今はコストプッシュインフレだと言うのに経済対策がショボ過ぎて、自民党より立憲民主党の方が「ザイム真理教」の信者と呼ぶに相応しいと思います。
岸田首相が崖っぷちなら、泉健太代表はすでに崖から転げ落ちています。
野党第一党の立憲民主党は、もう救いようがありません。
残念ながら、政権交代は「夢のまた夢」である。