岐阜の画廊 文錦堂

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週末特別企画(2)

2015-02-01 08:56:39 | 工芸
皆様、おはようございます。

今日からもう2月ですね!? 
古来より逃げる2月、去る3月と云う謂れがあるそうですが、謂れのとおりこの2ヵ月もまた逃げるように去っていきそうです・・・。

さて、昨日から「週末特別企画」と題して「唐津」特集をお届け致しておりますが、今日は生涯の良き伴侶となり得そうな「湯呑」をご紹介させて頂きます。

近年、若手作家の台頭が目覚ましい唐津ですが、巨匠の方々も負けていませんよ!!
現代唐津の礎を築いたと言っても過言ではないお二方、田中 佐次郎・故 中川 自然坊 先生による品格溢れる「斑唐津」「絵唐津」による湯呑です。



ご紹介致しました作品は、弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売させて頂いております。

先ずは、今なお衰えない制作意欲で次々に意欲作を発表し続ける田中 佐次郎 先生の「斑」作品から。 火間が生じた景色は見所の一つです。
注) 火間(ひま)とは陶芸用語の一つで、釉の掛からない箇所で素地が露出して赤く焼けた状態、又は、釉が切れたり縮んだりして火色の出た部分のこと。




   田中 佐次郎 作 「斑唐津湯呑」 H 8.8×D 8.0cm・・・・・(売約済

続いて、昨年11月に開催し大盛況だった「遺作展」が記憶に新しい中川 自然坊先生の「絵唐津」作品も。
伸びやかなタッチで絵付された草花文様や口縁際に生じる梅華皮など、自然坊先生らしい野趣溢れる作風に仕上がっています・・・。



   中川 自然坊 作 「絵唐津湯呑(恭平箱)」 H10.0×D 7.8cm・・・・・(売約済

 口縁際に生じる梅華皮によって、さらに味わい深い風情となっています。
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