岐阜の画廊 文錦堂

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巨匠同士の競演

2016-10-21 20:58:42 | 絵画
皆様、こんばんは。

今日の岐阜は、うす曇りの蒸し暑い1日となりました。

さて、今日は素晴らしい絵画が入荷してきましたのでご紹介させて頂きます。
文錦堂というと、最近では陶器商のイメージが強いのですが、実は父の代までは明治以降の近代絵画を取扱う画商でありました。
私も銀座に店を構える老舗の画商 永善堂画廊に5年間修業させて頂いた関係もあり、現在も陶器と共に絵画も数多く取り扱っています。

本日ご紹介する絵画は、日本画壇の巨匠 高山 辰雄 画伯(1912-2007 文化勲章・文化功労者)の逸品です。
髙山画伯は生前、東山魁夷、杉山寧と並んで “日展三山”と評され、日展理事長を務められるなど日本画壇を長らく牽引されました。
筆を細かく打ちつけるような点描風のタッチが重ねられた作品は、独特の空気感で画面が埋め尽くされ、見る者を惹きつけます。
「二日月」と題されたこの作品も、風景の中にどこか謎めいた女性が描かれ、幻想的な世界を作り出しています・・・。

今回は、以前にもご紹介したことがある故 加藤 卓男(1917-2005 人間国宝)先生の作品との競演を演出してみました。
巨匠同士のコラボは格調高く、さすがの貫禄です!!



 高山 辰雄 作 4号「二日月」



   加藤 卓男 作 「ラスター彩胡姫文花入」高22.2×径14.6cm

 この作品には、卓男先生が描かれた絵も一緒に付いています。
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週末特別企画(2)/湯呑三種

2016-10-16 10:27:37 | 工芸
皆様、おはようございます。

岐阜は、朝から爽やかな秋晴れの空が広がっています。 

さて、日に日にが深まる季節となりましたが、今日も【週末特別企画】と題して、これからの季節にピッタリな作品をご紹介致します。
今日ご紹介する作品は、生前 “唐津の風雲児” との異名をとった故 中川 自然坊先生の「湯呑 三種」です。

焼きにこだわった自然坊先生の豪快な作風は、今なお多くの陶芸ファンを魅了し続けています。
今回は、代表作の中から「絵唐津」「粉引唐津」「刷毛目唐津」による三種類の湯呑をご紹介させて頂きます。
使うほどに味を増して育っていきそうな趣を漂わせる作品は、「湯呑」でありながらも存在感抜群で、風格すら感じさせます。
お茶や焼酎のお湯割りなど、きっと貴方の良きパートナーとなることでしょう・・・。

:今回の作品は全て、自然坊先生のご子息であられる中川 恭平さんの識箱となっています。 予め、ご了承下さい。



(写真左から)



   中川 自然坊 作 「粉引唐津湯呑(恭平箱)」 H 9.2×D 7.8cm・・・・・¥16,200-



   中川 自然坊 作 「絵唐津湯呑(恭平箱)」 H 9.5×D 7.5cm・・・・・(売約済



   中川 自然坊 作 「刷毛目唐津湯呑(恭平箱)」 H 9.8×D 8.0cm・・・(売約済
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週末特別企画!!

2016-10-15 18:18:34 | 工芸
皆様、こんばんは。
週末の土曜日、いかがお過ごしでしょうか。

今日も岐阜は朝から青空が広がり、爽やかな秋晴れの1日となりました。

さて、朝晩の冷え込みが段々と厳しくなるにつれて、全国各地では紅葉が見頃を迎える頃になるかと思います。
今日は久しぶりに【週末特別企画】と題して、これからの季節にピッタリな作品をご紹介致します。
ご紹介する作品は、今や超売れっ子作家としてその名が知られる池田 省吾さんの「種子島粉引三帰来片口鉢」です。
透明感溢れる≪粉引≫の器肌には、赤く熟した果実を実らせた三帰来が絶妙な構図で写実的に描かれています。

省吾さんの作品は、見て良し、使っても良し。 の味覚と共に、貴方の食卓をきっと豊かなものへと変えてくれることでしょう・・・。 

ご紹介致しました作品は、弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売させて頂きます。



   池田 省吾 作 「種子島粉引三帰来片口鉢」 H10.0×D23.0cm・・・(売約済

 所々にあしらわれた金彩がアクセントとなって、器全体を引き立たせています。

池田 省吾 (いけだ しょうご)

1976年、鹿児島に生まれる 1996年、日本デザイナー学院卒業 1999年、有田窯業大学卒業 川添 貞秀氏に師事
2000年、現代茶陶展TOKI織部銀賞・入選 2002年、織部の心作陶展TOKI織部銅賞

個展: 日本橋三越/ 穴窯陶廊 炎色野 / 画廊 文錦堂 他
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私の一押し作品!!≪黄瀬戸 編/深見 文紀 展より≫

2016-10-14 16:54:45 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は、爽やかな秋晴れが広がり、清々しい陽気の一日となりました。

さて、今日も「私の一押し作品!!」と題して、先の「深見 文紀 陶展」から会期中ご紹介出来なかった逸品をご紹介致します。
今日ご紹介する作品は、深見さんが「漫画織部」と共に、制作に心血を注ぐ「黄瀬戸 編」です。
「堀江さん、やっと自分の思う黄瀬戸が取れました! 今回は少し自信があります。」と、喜び勇んで電話を掛けてきてくれた深見さん。
個展前日まで何度も何度も窯を焚き厳選された「黄瀬戸」作品は、「漫画織部」を中心とした個展会場を華やかに彩ってくれました。

伝統を踏まえながらも、装飾や独自の文様を施し自らの黄瀬戸を追求する「深見黄瀬戸」に、今後もますます注目です!!



   深見 文紀 作「黄瀬戸扁壺」 H15.3×D 9.2cm (売約済



   深見 文紀 作「黄瀬戸胴紐酔壺」 H 8.8×D13.4cm ¥21,600-



   深見 文紀 作「黄瀬戸胴紐ぐい呑」 H 4.8×D 6.8cm (売約済



   深見 文紀 作「黄瀬戸胴二紐ぐい呑」 H 5.2×D 6.4cm (売約済



   深見 文紀 作「黄瀬戸胴三紐ぐい呑」 H 7.0×D 4.4cm (売約済



   深見 文紀 作「黄瀬戸鳥紋ぐい呑」 H 5.7×D 6.8cm (売約済



   深見 文紀 作「黄瀬戸魚紋ぐい呑」 H 5.6×D 6.9cm (売約済
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私の一押し作品!!≪酒器編(3)/深見 文紀 展より≫

2016-10-13 18:32:50 | 工芸
皆様、こんばんは。

大変ご心配をお掛け致しておりましたが、昨日母が無事に退院して参りました。
深見さんの個展前に転倒し、頭と背骨を骨折する大怪我で入院しておりましたが、何とか自力で歩けるまでに回復致しました。
本人は、1日も早く皆様に元気な姿をお見せすることを励みに療養に努めております。
母が点てるお抹茶を心待ちにされているお客様が数多くいらっしゃいますが、もうしばしお待ちください!!

 

それでは、今日も「私の一押し作品!!」と題して、先の「深見 文紀 陶展」から会期中ご紹介出来なかった逸品をご紹介致します。
今日ご紹介する作品も、前回に引き続いて「酒器編(3)」です。
今展では「バニーちゃん」や「侍」・「着物女」・「髑髏」といった人気のモチーフ以外にも、「動物」シリーズが新たに加わりました。
それぞれの動物が一面に生き生きと描かれた作品は今展でも大人気となり、新たな人気シリーズの誕生を予感させました・・・。



   深見 文紀 作「漫画織部徳利(ゴリラ)」 H13.6×D 9.4cm (売約済



   深見 文紀 作「漫画織部ぐい呑(ゴリラ)」 H 5.4×D 7.0cm (売約済



   深見 文紀 作「漫画織部徳利(シマウマ)」 H13.8×D 9.6cm (売約済



   深見 文紀 作「漫画織部ぐい呑(シマウマ)」 H 4.9×D 8.0cm (売約済



   深見 文紀 作「漫画織部徳利(ツル)」 H15.8×D 8.6cm (売約済



   深見 文紀 作「漫画織部徳利(ニワトリ)」 H15.0×D 8.3cm (売約済

次回は、「漫画織部」作品と共に力を注ぐ「黄瀬戸編」をご紹介致します。 乞うご期待です!!
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