皆様、こんばんは。
早いもので、もう10月ですね!?
昨日は消費税10%へ引き上げに伴い、店のキャプションやホームページの価格変更に終日追われました。(疲)
さて、先週は金沢出張でホームページの更新が滞っていまい大変失礼致しました。
取急ぎ、次回展のDMをご紹介させて頂きます。
次回展は、6年ぶりの開催となる加藤 高宏さんの個展です。
次回展もまた話題の展覧会となりそうで、今から開催が待ち遠しい限りです!!
注:今回はDMの数に限りがある為、ご希望の方はお問い合わせください。
「加藤 高宏 展」 令和 元年10月19日(土)~ 27日(日) 会期中無休
【ギャラリートーク】 10月20日(日)PM14:00~ 加藤高宏×武田洋平氏(辺境文化研究家)
最後の個展から六年・・・。
大きな回り道をされながらも、陶芸家としての道を再び歩み始めた加藤 高宏 さんの個展です。
あらゆる方向に向かい、多岐に亘った自分の中の内なる旅で「やはり自分には陶芸しかない。」と、強い決意を抱かれました。
様々なことを経験されたことで、色々なことがご自身の中でシンプルになり、作陶の着想もまたシンプルなものになったそうです。
昨年末に高宏さんが数点持参された茶碗を拝見した時の感動は、今でも忘れられません。「この類まれな才能を絶対埋もれさせてはいけない。」
高宏さんの険しい旅路はまだまだ続くと思いますが、ご家族をはじめ多くの方の支えを忘れることなく、これからも一歩一歩歩み続けてほしいと願います。
改めて陶芸家としての生き方を見出し初心に立ち戻られた高宏さんを、今後 とも温かくも厳しい目で見守って下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
画廊 文錦堂
ものをつくるということは、どうであれ、自分に出会ってゆくことだと思います。
もっとも卑俗な自分から、もっとも高尚な自分まで、さまざまな自分に出会うことになります。
窯を生業としてきた私の家の祖は、その窯焚きの生涯を「土と炎の迷路」と伝えてきました。
それぞれがその迷路に迷い、もがき、出口を見つけぬまま終わっていった人生であったかも知れません。
わたしもまた迷路に迷い、とても遠いところまで行ってしまいました。
そこで多くを失い、しかしまた多くを得ることにもなりました。
その迷路で出会う、
多くの偽りの自分の中から本当の自分を見つけて、それを選ぶこと、
多くの偽りの道の中から本当の道を見つけて、それを選ぶこと、
それが迷路の出口を見つけることなのだということを知りました。
しかしまた、その真実の道は、偽りまみれの迷路のなかに必ずあるのであり、
だからこそ、その迷路の中に入ってゆかなければならない、そこにしかそれを見つけることは出来ない、
ということを思い知ります。
いま天を仰ぐ時、秋の、あの吸い込まれるような透明な青空が、高く、遠く、広がっています。
希望も諦めも、すべてを握りしめ、
ものをつくることで、その高みを目指したいと思っています。
加藤高宏
令和元年 秋
※19日(土)・20日(日)、加藤 高宏先生在廊の予定です。
早いもので、もう10月ですね!?
昨日は消費税10%へ引き上げに伴い、店のキャプションやホームページの価格変更に終日追われました。(疲)
さて、先週は金沢出張でホームページの更新が滞っていまい大変失礼致しました。
取急ぎ、次回展のDMをご紹介させて頂きます。
次回展は、6年ぶりの開催となる加藤 高宏さんの個展です。
次回展もまた話題の展覧会となりそうで、今から開催が待ち遠しい限りです!!
注:今回はDMの数に限りがある為、ご希望の方はお問い合わせください。
「加藤 高宏 展」 令和 元年10月19日(土)~ 27日(日) 会期中無休
【ギャラリートーク】 10月20日(日)PM14:00~ 加藤高宏×武田洋平氏(辺境文化研究家)
最後の個展から六年・・・。
大きな回り道をされながらも、陶芸家としての道を再び歩み始めた加藤 高宏 さんの個展です。
あらゆる方向に向かい、多岐に亘った自分の中の内なる旅で「やはり自分には陶芸しかない。」と、強い決意を抱かれました。
様々なことを経験されたことで、色々なことがご自身の中でシンプルになり、作陶の着想もまたシンプルなものになったそうです。
昨年末に高宏さんが数点持参された茶碗を拝見した時の感動は、今でも忘れられません。「この類まれな才能を絶対埋もれさせてはいけない。」
高宏さんの険しい旅路はまだまだ続くと思いますが、ご家族をはじめ多くの方の支えを忘れることなく、これからも一歩一歩歩み続けてほしいと願います。
改めて陶芸家としての生き方を見出し初心に立ち戻られた高宏さんを、今後 とも温かくも厳しい目で見守って下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
画廊 文錦堂
ものをつくるということは、どうであれ、自分に出会ってゆくことだと思います。
もっとも卑俗な自分から、もっとも高尚な自分まで、さまざまな自分に出会うことになります。
窯を生業としてきた私の家の祖は、その窯焚きの生涯を「土と炎の迷路」と伝えてきました。
それぞれがその迷路に迷い、もがき、出口を見つけぬまま終わっていった人生であったかも知れません。
わたしもまた迷路に迷い、とても遠いところまで行ってしまいました。
そこで多くを失い、しかしまた多くを得ることにもなりました。
その迷路で出会う、
多くの偽りの自分の中から本当の自分を見つけて、それを選ぶこと、
多くの偽りの道の中から本当の道を見つけて、それを選ぶこと、
それが迷路の出口を見つけることなのだということを知りました。
しかしまた、その真実の道は、偽りまみれの迷路のなかに必ずあるのであり、
だからこそ、その迷路の中に入ってゆかなければならない、そこにしかそれを見つけることは出来ない、
ということを思い知ります。
いま天を仰ぐ時、秋の、あの吸い込まれるような透明な青空が、高く、遠く、広がっています。
希望も諦めも、すべてを握りしめ、
ものをつくることで、その高みを目指したいと思っています。
加藤高宏
令和元年 秋
※19日(土)・20日(日)、加藤 高宏先生在廊の予定です。