エッセイ「なぜ私は社会科塾講師になったのか?」
第17回 大学時代1
さて,今回から大学編突入です!
大学時代は,それまでの価値観が一変した時期なので,色々語りたいと思います。
第一志望校の大学に受かり,バラ色の大学生活が始まる!と思っていました。
・・しかし,現実は違っていました。
私は,大学を,「学部」でなく「大学」で選びました。
同じ大学内で3つの学科を受験し,唯一受かった学科「日本文化学科」に進学しました。
高校時代は,「古文」の勉強は好きだったし,「現代文」でも楽しんで勉強していました。
だから,当時は,自分は「国語」系が好き!と思っていました。
しかし,実際に「日本文化学科」に入学してみると,
同級生と自分は違う!
ということに気が付きました。
同級生の多くの子は,「古文」の世界そのものを好きだったり,好きな小説家がいたり,好きな日本文化がありました。
たとえば,高校生にして『源氏物語(現代語訳版)』を読破していたり,小さいころから歌舞伎を観に行っていたり・・と。
でも,私はあくまで「勉強」としての「古文」「現代文」が好きなだけであり,
その世界観が好きであるわけではない!と。
そんな自分がすごく子供に感じました。
また,そのときあることに気がつきました!
それは
「私には,これといった趣味がない!」
と。
高校までは「勉強」することが一番大切だった。
「勉強」をする際に「趣味」は邪魔な存在だった。趣味に走って勉強を怠ることが何よりも怖かった。
「マンガを読む」とか「アメリカドラマを観る」行為は好きだったが,あくまで受動的。
「アメリカドラマ」は,母が借りてきたビデオを一緒に観る程度。
「マンガ」は自分で選んで買う行為はしていたけれど,別に何か特別に「この作家が好き!」というものはなかった。
とりあえず,人気のマンガを読んだり,「歴史を勉強する」ために歴史マンガを読む程度。
「自分に趣味がない」ことに気がついた私は,
「趣味をつくろう!」と思いました。
それで,
「音楽にハマろう!」と思い,いろんなCDを買って聞いたり,
「小説にハマろう!」と思い,人気の小説を読んだり,
「ショッピングを好きになろう!」と思い,がんばって服などをウインドーショッピングしたり・・と,
よくある趣味のものに挑戦しました。
しかし,無理でした。どうも長続きしない。
また「歴史にハマろう!」と思い,いろんな歴史ものの本を読んだり,テレビを見たりしました。
でも,ハマらない。
当時は,「(日本の)戦国時代」「三国志」など歴史ファンが多いもの,
「ハプスブルク家」など華やかな歴史ものなどを好きになろうとしました。
「ハプスブルク家」は「面白い!」とは思いましたが,ハマらなくて・・。
入学して4月から,9月から始まる後期の時期まで,趣味を探すのに翻弄しましたが,
なかなか見つからず,苦しかったです。
しかし,9月の後期で受けたある講義で,私の今までに続く趣味と出会うことができたのです!
それについてはまた後日。
今回はここまでです。
次回は,今回と同時期におきた人間関係および部活に関してのお話です。
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