過去の記事を再編集したものです。この時期に世界史か日本史のどちらを選択されるか迷われる方も多いかな?と思いまして
再度アップさせていただきます。
ーーーーーーーーー
今回は、高校での大学受験に向けての歴史科目選択のお話。
高校では,高2か高3のときに
「世界史」か「日本史」かどちらかを選択するケースがほとんどですが,
どちらを選択するか,すっごく悩む生徒さんがいらっしゃいます。
大学入試では、「世界史」「日本史」のどちらかで受験することがほとんどなので。
もちろん,悩むのは良いことです。
悩むということは,そこまで受験に対して真剣に考えているってことなので。
ただ、どちらを選択すると入試で点数が取れるかだけ、で考えない方がよいと思います。
「世界史」でも「日本史」でも、結局努力しなければ点数は取れないのは一緒ですし、
人によって点数がとりやすいかどうかはケースバイケースですから。
ちなみに私は世界史を選択しました。
今は社会の先生になり、中学生までには、ほぼ日本史分野内容を教えておりますが,
選択時の高2のときは,大学は英文科に進むつもりだったし、
当時、アメリカドラマの「xファイル」や「ER~緊急救命室~」などが好きだったので、(今、そのアメリカドラマ好きが再燃しておりますが・・)
世界のことを良く知っておいた方が良いだろう,という気持ちで選択しました。
でも,世の中は日本史選択の生徒の方が多いような気がします。
日本史選択をされた方の理由はさまざまだと思います。
・「学校のカリキュラム上、自然に日本史になった。」・・学校によっては人数の関係でほぼ受験学年で強制的に日本史になる場合があるようです。
・「もともと日本史が得意なので。」・・これは本人の意思が反映されてて良い理由ですね。
・「日本史の方が簡単だから。」・・この考えは危険。よく、中学で習ったことをさらに細かくやるだけだから楽と思っている子がいますが一概にそうは言えません。なぜなら、細かくなればなるほどややこしいから。たとえば数学の関数などで、中1・2の1次関数まではわかるけど、中3で二次関数を習うと訳が分からなくなり、高校での関数はお手上げという人も多いでしょう。それと似ています。
私は日本史選択をしていなかったので、逆に苦労しました。
なぜなら、日本史選択をして、大学に進んでいる子が多い(しかも、私が大学の学部が日本文化学科だったのでよけいに、かも?)ので、
ほかの子の常識が私にはなかったり・・。
また社会の先生になってからも、日本史のことをあまり知らないので、ほかの人よりはるかに歴史の勉強をしなければなりませんでした。
「道鏡」を知らなくて、同期の子にびっくりされたり・・。今は知っているし、奈良に行きまくり勉強もしました。
ただ、逆に世界史選択をしたおかげで、世界の情勢はわかりやすくなったし、海外ドラマを観ていてもより楽しめるようにはなっています。
なので、日本史を選択しようが世界史を選択しようが、
そのあとの自分の努力次第でいろいろと道が開けるかな?と思います。
現在、「日本史」「世界史」のどちらを高校で勉強するか(入試で選択するか)を決めるのは悩む人も多いでしょうが、
どちらを選んでも、良いところ悪いところがあると思いますので、
自分がより選択したら自分の生き方にメリットがある方で選ぶとよいかと。
冒頭部分でも述べましたが、
おそらく入試で点数とりやすいか否かは、自分の得意分野・性格によって違ってきます。
私なりにまとめると・・・
◎「世界史」が合う人物 : 地図を見ながら考えられる。
国ごとに事件や人物を分けて覚えている。
言語的な興味がある。(たとえば、なんとなく発音でどの国の言葉かわかる)
物事を大きく・広く見るのが好き。物事のかけひきなどが好き。
現実的で、汚いところも含めた人間臭いドラマが好き。
海外ドラマの考え方の方が性に合っている。
◎「日本史」が合う人物 : 1つの物事を深く追及するのが好き。人間の動きで歴史を見るのが好き。
細かいきまりや制度について考えるのが好き。
理想的で、人と人との関係を大切にするドラマが好き。
大河ドラマ、時代劇が好き。
あくまで私の勝手な考えですし、傾向であるだけで全員に当てはまるわけではないですので、あくまで参考にしていただければ幸いです。
ーーーーーーーーー
ランキングに参加しています♪押して頂けると嬉しいです。
ランキングの順位があがると,なんかうれしくなり,更新も楽しくなります。