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塾のパンフレットを見る際の注意点7 併設講座について

2011年07月30日 06時09分00秒 | 塾について

事前予約投稿です。

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今回は,塾のパンフレットを見る際の注意点第7弾です。

 

今回は,授業外のサービス(その2)について。

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さて,進学塾・学習塾のパンフにこのようなことが書いてあったとします。

1:英検対策も実施中

2:作文教室・理科実験教室もあり

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今回は,あくまで勉強中心の進学塾・学習塾に併設されている教室(講座)についてのお話で,

英検専門・作文専門・実験専門の習い事の場所でないことが前提で読んで頂くよう,お願いいたします。

 

 

このように,英検対策や作文教室などもしてくれると助かるわ!と思われる方も多いと思います。

私だって,内情を知らなければ,とてもありがたいです。

ただ,ここで1つ問題なのは,誰がその講座(教室)を担当しているのか?という問題です。

 

塾によるのですが,塾によっては普通の授業,

英語や国語・理科を担当している教師が片手間でやっている

場合があります。

しかも,英検や作文の書き方の研修なしに,テキストだけ渡されて「各自でやって」と言われることも・・。

 

英検の場合は,まだ「点数をとる」勉強方法なので,まだ対処できるのですが,

作文教室というのは国語の先生だからと言って全員ができるわけではありません

 

「国語」というのは,あくまで「読解」で,すでにある文章を受け身の状態で勉強するものです。

しかし「作文」は逆にです。「創作」で,まだ真っ白な状態から能動的に作りだすのです。

 

だから,発想が逆だから,難しい。

 

しかも,国語はある一定の「1つの答え」があります。

でも,作文は,1つの明確な答えはありません。

でも,だからと言って何を書いても評価していいわけではない。

ちゃんと,相手にわかるように書き,さらに作り手の独創性なり,

一貫した意見なりが感じ取れなければならない。

しかも,国語のテストのように「○」「×」をつけるのではなく,

その作り手の考え方を与して,さらにどのようにすると良いのか,

というのを個別で指導しなければならないんです。

 

私の場合,子供のころに,母にそのように指導してもらったおかげで,

現在,作文の作り方なども多少はできるし,創作活動もできますが,

そうでなければ,「国語」の先生が,研修もなしに「作文」を指導するのは難しいのでは?と思います。

 

私もある塾で,テキストだけポンと渡され,作文教室の指導をしたことがあります。

でも,じっくりそのテキストを研究する余裕もなかったし,

生徒の指導もそのときは十分にはがんばったけど,やはり自分として満足できる指導ができなかった

と後悔しています。

だって,大切な個性を伸ばすのって難しい!

 

だから,やはり専門の先生がほしい!と思いました。その方が生徒のためにもなる,と。

 

また,実験教室も,危険が伴うので ,やはりある程度,実験経験のある人が担当してほしいと思いました。

 

 

すべての塾が,片手間に併設された講座をやるわけではないし,

すべての教師がその講座をする能力がないわけではなしです。

ただ,手広く講座を新設(設けている)進学塾・学習塾があれば,

もしかしたらそういう危険性があることも

承知した方がよいかな?と思います。

 

 

※こちらは私個人の意見ですので絶対のものではありません。

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