先週~昨日はなかなか更新できなくてすみませんでした。
実は、先週から昨日にかけて仕事が多く、
さらに、新潟県佐渡ヶ島に里帰りしていました。
私の先祖はずっと名古屋育ちですが、旦那のご先祖が佐渡出身ということで、
佐渡にお墓参りに行ってきました。
佐渡では、お墓参り以外に、
能楽堂(佐渡には、神社の境内にある能楽堂が多い)や佐渡金山などに行ってきました。
佐渡での能は「観賞するのではなく演ずるもの」という風潮があります。
通常は別の仕事に就いている人たちが、仕事の合間に練習をし、それを、発表する、というもので、とても能が身近なものののようです。
おそらく、江戸時代(とくに室町あたり)までは、このように、能はもっと庶民に近かったのだと思われます。(江戸時代に能楽師は士農工商の「士」の身分に入り、特権階級のものになりましたが、能楽師ではない一般人でも「能」を演じることはできたようです。)
また佐渡の能楽堂は神社の境内にあり、
能が昔はいかに「奉納するもの」という祈りの文化の面が強かった、
ということも感じられました。能には、神社由来のものや、五穀豊穣などを願う演目も現在多く残っています。
佐渡金山は、江戸時代当時の採掘現場が人形で再現されていたり、明治以降の坑道などが歩けました。
当時の採掘や坑道がどのようであったかを知るのに、社会を勉強するのに大切な体験でした。
佐渡にはフェリーで2時間半かかります(ジェットフォイルだと1時間)ので、簡単には行くのは難しいですが、島国独特の文化があり、ほかではなかなか体験できないものがありますので、おすすめの場所です。