事前予約投稿です。
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今回は,塾のパンフレットを見る際の注意点第3弾です。
第1・2弾では,合格者数と合格率の違い,国公立・私立大の合格者数の違いについてお話しました。
今回は,各学部の合格者数(合格率)を見る際の注意点(その2)ついてお話したいと思います。
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さて,塾のパンフにこのようなことが書いてあったとします。
1:C大学合格者10名
2:医学部合格者20名
※C大は医学部で有名な超難関大学だとします。
医学部は偏差値が高く,合格するのがもっとも難しい学部の1つです。
予備校によっては,「医学受験」専門のクラスがあるほどです。
(そりゃ,人の命を預かる大切なお仕事に直結する学部ですので,
記憶く力が良く,頭の回転がはやく,努力も惜しまないような人でないと入れないような
狭き門の学部にしないとね!とは思います。)
ですので,「医学部合格」というとすごい!と思われる方が多いです。
さて,そこで先ほどのチラシでの2つの合格者数について,
どう見るか,という問題です。
1の大学名だけ書いてあると ,C大学が医学部で有名な大学だとしたら,
そこに合格した10名が
全員医学部合格だと思ってしまう方がいらっしゃるわけです。
でも,ほとんどの大学は5以上の学部を持っていますし,
国公立大だと理系・文系含めて10以上の学部が
あります。
ですので,大学名だけみて,医学部に受かった人はどれだけいるかわからないのです。
また学部によって偏差値の差があり,各学部の偏差値に10以上の差だってあるかもしれません。
また,逆に,2のように医学部合格とだけ書いてあるのも注意です。
医学部はどこでもある程度偏差値が高いですが,
おそらく「医学部ってことはC大学に合格したってことね!」と勘違いしてしまう方もいらっしゃるということです。
医学部でも偏差値のある程度の高低差がありますので,
ひとえに医学部と言っても,ある程度の幅があると思ってください。
今回は医学部についてのお話をしましたが
これは,医学部に限ったことではありません。
各大学内の学部でとくに偏差値が高い可能性がある学部は,
医学部の他に,薬学部,英文科(英米科),心理学部などがあります。
また,文系だと文学部系も高いことが多いです。
・・ということで,学部および,
ある学部が有名な大学だけの合格者(合格率)だけ見て,
思いこみで見ないよう気をつけましょう♪
中学・高校も,いつくかの科がある学校がありますので,その点は注意しましょう。
とくに私立は,特進科(学校によって名称は異なる)という,外部受験を目指す,
大学への持ち上がりを通常とするクラスよりも偏差値が高い学科があったりします。
公立でも
普通科と美術科,普通科と食物科,普通科と英語科(国際科),など2つの科がある場合も。
愛知県尾張地区の難関公立高校の多くも,科が併設されています。
ちなみに,
偏差値高い学部が良くて,そうじゃないところはダメという意味ではありませんよ。
ただ大学名や学部(学科)名だけで自己判断しないように!と言いたいだけです。
ちなみに私立中学の場合は,義務教育期間なので,科はほとんど分かれていません。
(美術科などの専門科はない,と思ってかまいません。)
ではでは,少しでも参考になれば幸いです。
※こちらは私個人の意見ですので絶対のものではありません。
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