■現在、喫茶店を経営されている方が自家焙煎という気持ちを表明すると、必ず、出入りの業者さんが、反対の情報を言い含めて止めに入ります。「自家焙煎は大変だ、儲からない、技術習得が難しい・・・・・」当然、自社との取引が無くなるから、もう必死です。自家焙煎の方が儲かるに決ってます。それさえ判らないなら救いようがありませんが。
自家焙煎の方が大変なのは当り前です。
どうも喫茶店されている方は、偏った情報に浸りきっているようです。大手コーヒー卸がコレだけ大きくなったのは、どういうわけでしょうか?そこから考えて仕入れから見直せば良いのです。
■ さて、最近増えています、R-103機(3キロ)による焙煎教室ですが、正直なところ、R-101やDiscoveryで「焙煎」するより、格段と楽です。それは自動車教習でも最初から余裕のある普通車で行うのと同じです。
機関モノは、何でもそうかもしれませんが、エスプレッソでも言えると思います。
デロンギのEC200でも出来ます。ラテアート
これは、デロンギのEC-200で今朝一番で書いた(まぐれで書けた)一杯目ですが、もう明らかにマシンの性能がダウンして、今じゃ、連続4杯目でダメになってしまいます。2万円弱の商品です。
これが一台200万円、300万円を出すと1時間に200杯でもOKです。
じゃあ、こんな小さな店で2連、3連が必要なのか?は、日本で、フェラーリやランボルギーニが必要かという問いと同じだと思います。愚問です。
若い方がCAFEをされる、総予算が500万円なのに、エスプレッソマシンに200万円~300万円使っても良いわけです。焙煎機でもいいわけです。内装なんてどうでも良いと割り切りは良いと思います。それがエンジンなのです。
(若い人限定の話です。オッサンがやると、ただの貧乏な店にしかなりませんね)
小洒落た内装で、V60でコーヒー落として、パンケーキなんて、金太郎飴みたいな店より、ずっと素敵だと個人的には思います。パンケーキを焼く為にCAFEをやるみたいな感じの、ブームだから・・・って一番カッコ悪いじゃなですか?
若い方は、若い分だけの「リスク」を背負って商売しいれば、それだけで良いと思います。
40年会社で働い退職して、週末だけ自宅で蕎麦屋かCAFEなんてのは、一体どこにリスクがあるのでしょうか?
40年間働いご褒美が週末だけのCAFEなら、ちょっと寂しい気がしませんか?
人それぞれ事情があるでしょう。それは商売人とて同じです。(同じ人間ですからね)
そういう爺さんだから、高級なエスプレッソマシンを買った方がいいのです。お客さんが少ないからって「デロンギ」では、もう話すことは何もありません。それが、憧れのギター1本でも、ポルシェでもいいのです。
そんなものを買えない人が、週末だけの「自宅カフェ」なんて言われても面白くも、何もありませんわい。チャンチャラ可笑しい。
「ジジイとババアでのんびりやるんですわ」と言うのもいけません。そこまで言うなら「金なんて取るなよ」と・・・
リスク(色々な形がありますが)を取らずに、何も得るものはありません。
買わないで「宝くじ」を当てようなんて、どこかおかしな話です。
■話を戻します。自家焙煎を出入りの業者に話をしても本当のことは言いません。
現在、喫茶店やCafeをされている方は、是非、焙煎教室を体験して下さい。
何十年の経験は一切役に立ちません、知識そのものが今や意味をなしません。
今時、オーディオでターンテーブルのカートリッジを語るようなものです。
三重県・岐阜県、愛知県、静岡県・滋賀県で本格的なコーヒー焙煎教室をお探しの方は是非お越し下さい。
焙煎教室も受けないのに、コーヒーを語るには半分しか語れません。受け手側だけです。一度は送り手側に立つことです。30年間喫茶店をやっていても、3日前に焙煎から始めた若者には勝てません。
まさに江戸時代 対 明治維新です。
take care ・・・・・・