まことしやかなカローラ
まことしやか【真しやか】
[形動][文][ナリ]いかにも本当らしく見せるさま。
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◆さて、ダンパーを一段閉じる、または開けるという事が、まことしやかに言われてますが、何度も書いてますが、その【一段】でさえ、機種に拠り何倍の差がありますから、一段なんて刻みは、ハッキリ言ってデタラメです。
私のR-103ではニュートル位置でいうと、100度~200度まではダンパー範囲2段の幅で収まってます。
工場出しノーマルでは5段階以上の幅の範囲になります。
R-101では即、2段目で全て吹っ飛んでゆくほど送風が強い。だから常に開きっぱなしが現実なのです。
◆ここからが人間らしいところです。
料理や味に関することでよく言われるフレーズで、【味を閉じ込める】・・・例えば、シッカリ焼いて肉汁を閉じ込めましょう。・・・・
このイメージの写しです。開くよりも、【閉じる】方が、味が逃げなくて美味しく思えるのですが、こと焙煎に関しては、ただのカロリーの話です。
「ここからは詭弁です。」笑
小さな火力3で、閉じて+1なのか
大きな火力6で。開けて-2では、あなたはどっちの焙煎を選ぶのですか?
世の中には変わった人がいて、一焙煎に30分も掛ける。
小さな火力で1で、閉じて+1って感じですが、時間だけがかかります。当然ながら内部変化に「乏しく」、香りが逃げるのではなく、香りが出ない。
【閉じて】コクが出て、美味しくなるなら、どうせデタラメなダンパーなのですから2段閉じればもっと良いのですが、ここが微妙なさじ加減で、根拠の無い【一段】だと言う。これが
【まことしやか】
だから、騙される。
◆そもそも、現状の位置でホッパーがあるから、ニュートラルなんて考え方があるわけですが、 そのニュートラルって何の意味ですか?
当然ダクトの径によって大きく変わります。つまり、そのダクトにとってニュートラルとい言うだけで、釜は関係ありません。
つまり10から5に絞ったら、半分の減ると思ったら大間違いです。これは子供でもわかります。流れる速度が増えるだけです。そしてニュートラルを確認すると圧が低い手の方に流れて来ます。
あなたのダンパー1段絞った分はどこへ行ってるのですか?
そこで、ホッパー投入口を開けて焙煎しているなら理解できる部分もあります。
あなたのその焙煎、ホッパー開けて焙煎していますか?
私は閉め切ってます。特にR-101ではダンパー固定です。位置は高い。当然その分はハイカロリーです。(とは言っても、パイプバーナーですので、焼き鳥器のようなものです。)
大層なことではないのです。焼き鳥を焼くときに、アルミホイルで包んで焼く、片や「直串」で焼く、味は変わらない、醤油の焦げ目が付く程度も、美味しいと言えば別だが、アルミを包めば、早く焼ける程度。
美味い、不味いは、あくまで素材の勝負で、ブロイラーか、名古屋コーチンでは価格は数倍も違う。
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ぜんてい【前提】
◆もう前提から違ってますから、どんな屁理屈言われても、生豆が違いますから話にも何もならない、ご理解出来そうにもない。
同じ産地、銘柄で、同じ等級(ここが嘘)でキロ2000円と1500円がある世界で、1500円を買う人に、残念ながら私と同じテーブルにはつけないのです。
美味しさを追求するなら金に糸目はつめない。それがたった「ダンパー1段」で追いつけるなら、
カローラのマニュアル車を7速にしたらポルシェに追いつけるような詭弁も言いたくなります。
兎に角
ダンパーを一段、閉め気味なんて(気味ってどういう操作、笑)
根拠がないのです。イメージが先行し試飲にも影響する。
チャンチャラ可笑しくないですかぁ
当然ながら、私の意見に反対の方もおいでになるだろう。鬱陶しいので相手にしたくないのですが、
そういう方はプロバット買われた暁には、是非特注でダンパー付けて下さい。
縁なき衆生は度し難し 。
こんな焙煎を教えて頂くのは、真に「盗人に追い銭」で御座います。もしも、貴方がそういう場面に陥ったら、
今の火力で、一段絞ってますが、火力を一段落としてニュートラルとどう違うのですか?聞いて下さい。
そうして、何故一段絞ると美味しくなるのか?ストレートに聞くのも良いでしょう。その根拠もついでに聞いてみて下さい。
本当の先生なら、違う2焙煎でキッチリと実行し、味の違いを際立させることが出来るでしょう。ビデオに撮れば良いです。
私は、そんな焙煎を教えておりません。ダンパー固定です。
多くの方々は、焙煎時のただの対処方法を焙煎法だと書いてます。
コーヒー焙煎は、そんな大層なものではありません。
50年煎ろうと、5日前から始めた人と実は変わりはありません。
まあ、開ける、より「閉じる」なんていうのは
「味を逃がさない」なんていうイメージが原因かもしれません。
送風量を制御するなら、送風元を変化させない限り、何を言っても無駄なんです。そういう基本こそが皆が知るべき一歩だと思います。