あなたの一番好きな壁に銀行でタダで貰った名画の書かれたカレンダーを貼っているようじゃ、ちょいと貧相過ぎませんか?
そこに貴方が自分の眼で選んだ「絵」がないのは困ります。
しょーもない自動車買う位なら、好きな絵を1枚買った方が良い。
コレクターにならなくて良い。飽きたら誰かにヤル。
高校生の頃から「版画」を買っていた。
多くは今はなき名古屋丸善である。
多分、今は一枚もない。
消化したら不要である。
大体二三年経つと俺はどうしてこんなつまらない絵を買ったんだろうか悩む
買いそびれた「絵画」が3枚ある。
場所も価格も、勿論「絵」自体も鮮明に覚えている。
今、何が欲しいと問われれば、その3枚。
決して高いものではない。80万、240万円、100万円、
その時にすごく背伸びすれば買えたものを買わなかったのは、私にそれを買う資格がなかったのだと思う。
勿論、こんなものは全て衝動買いである。
おまけに、この絵を飾るには、新たに壁を作ることが必要であった。
それ自体は簡単だか、その覚悟がなかった。あの三枚がないから実はこの後もない。
これらを買っていたら、もう少しましな人になっていたような気がする。
物を観る眼は、買わなきゃ判らない。これは絶対である。
所有しなければ判らない。つまり「手に入れる」こと。
それでやっと消化出来る。
ここが理解出来ないとちょいと困る。くだらん雑誌やテレビで判ったような気にならないことである。
真剣勝負な側面もあります。
その真剣勝負とは、車買う時にカタログ貰ってディーラーに行くととは対極です。私は自動車ディーラーには行ったことがない。サービスフロント以外に用はない。
食べログなんて見ないし
飲食チェーン店にはまずいかない。(仕事中はゆく)
さて、版画を一枚買えば、「版画芸術」なんていうという雑誌も買うようになる。個展にも興味があれば行く。そういう積み重ね。
私は皆が今、見てる「鬼滅の刃」も見ないし。TDLにゆくことは一生ない。与えられものは要らない。
音楽の演奏家は尊敬できるが、解説してるやつなんてどうでもいい野郎さ。
30歳過ぎたら、回る寿司に行くべきではない。ま、色々有るが、多くは痩せ我慢である。
まあ、人それぞれである。