今日あるカフェのオーナーから電話を頂いて、今月末で閉店する旨を知らせられたが、私は「よくやった。」と言いたい。
その店はいい感じに仕上がって内装も外装も両方とも決して悪くはない。
何か欠点を探しても見当たらない、まあ駐車場が少ないのは唯一の欠点である。この店は私はかなり言いたいことを言い。6割ぐらい出来上がっていた内装も1からやり直した経緯もあり気にはなっていた。オーナー本人もかなり気合が入っていた。
今回は3回の裏が終わった。彼はまた4回の表を守り、裏の攻撃にいずれ入るだろう。(人生の)
何度も言うように、私も常々、負け戦をしている、そして時々、勝ちまた負ける。一番大事な事は、私のような小商人(こあきんど)は次に戦う資金を残すということである。
人生において全勝はない。勝ち負けは均衡している。
牛丼チェーンでさえ、経験で立地選択して出店してるのに2割は赤字なのだ。
ブックカフェなんか私は多分1ヶ月ぐらいで閉店している。
作ってしまったら途端に興味がなくなった。理想を作ったつもりではいるが、置いてある方が私の本だから読む気がしない。
ライダーズカフェも作ってみたいがライダーなんかに来て欲しくはない。
一番長持ちするのはオーソドックスな喫茶店、つまり金を稼ぐ装置である、最近、それはつくづく思うのですね。(自分ではやらないけれど、歳だからね)
飽きない。
商い。であれ
話を戻そう、冒頭で書いた閉店の話、彼の店は2年ほどやった、大の男がその資金で2年遊んだと思えばこれは安い。激安である。
キチンと後始末をして退店する限り、必ず次に繋がるのだ。
倒産する時はそういうことではなく、退店する費用もなくなっている。夜逃げである。什器も設備がそのままである。これはオワリ。
次の打席は回って来ない。
何回も打席に立てる資金を残す。
勝者のルールはこれだけだ。
これをマネージメントという。
打席がある限り、ホームランの可能性はある。