以前取りあげた恐竜図鑑展が月末から上野の森美術館で始まります。
先日、期限付きの無料鑑賞券も手に入れました。
とともに昨年同様、今年も幼稚園向けの恐竜本の仕事のご依頼をいただき、夏休みまでに見開きをいくつか頑張って仕上げなければなりません。
ネットでいろいろ調べていて、ふと目に留まったこんなモノを手に入れました。
数年前に発売されたペガサスホビーの1/24のスピノサウルスです。
定価の2割引きほどだったのと、ボックスの完成写真がなかなかリアルでそそられた為、ついポチってしまいました。
ペガサスホビーはカリフォルニア・モントクレアの会社ですが製造は中国。
いろいろ作っていますがこのシリーズは他にティラノ、トリケラ、ホオジロザメがあります。
素材は塩化ビニル樹脂(PVC)ですが胴体は中空ではなく、無垢で中は詰まっているため予想に反してズッシリ重いです。
箱を開けるとビニール袋にゴロゴロとパーツが詰まっているだけですが結構ボリュームがあります。
簡単に組んでみましたが全長が40cmほど、尻尾の先までは60cmくらいありますね。
頭部は一体成型で歯もきれいに抜けています。皮膚のモールドも良い感じで塗装し甲斐がありそうです。
重さは1.6kgほどあるので、この重量を支えるために右足とベース台はPVCではなくプラ製です。
左がプラ、色が微妙に違うのが判ります。
捕まったシファクティヌスと倒木がベース台に付きます。
姿勢は最新ではなく少し前の復元を元にしているようです。
後ろ足は大き過ぎで背中の帆も小さい気もしますが、恐竜の復元なんてどんどん変わっていくし、なかなか良くできていると思います。
スピノサウルスも昔から何度も全身像の復元が変わってきて、私もいろいろ違う姿勢で描いてきました。
1912年に最初の骨格が発見されましたが第二次大戦で焼失、その後近種も含めて化石が発見される度に最初は4足歩行、そのあと2足で立ち上がった姿勢になり、2014年に完全に水中生活をしていた復元になって、以前上野の科博で見た恐竜博の骨格もそれでした。
ただ大きな帆は水中では邪魔になるはず等の疑問もあり、2018年以降は浅い水辺で魚を捕獲する半水棲という説が有力です。
今からどこに置こうか困っていますが早く作りたいなあ。