どんなに前夜遅くまで活動しても、
6時には起きて、6時半から朝食をたっぷりと取る。
ホテルの部屋から見るクラクフ・グローニー駅
部屋の前にはトラムとバスの停留所。
朝5時から走り出す。。。
この日、随伴者は午前中フリー。
ダンナは8時には出掛けたが、私は少しのんびり。
でも、9時には駅横のギャラリア(集合商業施設)が開いたので、
お土産にいいものは無いかと出掛ける。
クラクフのグルメショップのパン&ケーキショップ
どんなに美味しそうでも、朝からは食べられない。
だって、朝食たぁ~くさん食べたんだもん。
ギャラリアは日本のショッピングモールとほぼ同じ作りで、
イマイチ面白くなかったので、
次は一番好きな街歩きの醍醐味。
市場だーー!
屋根付き常設市場
スターリー・クレパルツ
おおっ!っといきなり見たことが無いチーズです。
後で調べると、ヤギのスモークチーズでオスツィペックというらしい。
何の形かと思ったら、紡錘。
街の中で薄いのを焙って売ってたりした。
食べてみたかったけど、山羊だと分かってたので、
1人だと持て余して勿体無い可能性ありだから諦めた。
野菜は葉物が少ない。
この季節はキノコ天国!
左から、ポルチーニ系(独名シュタインピルツ)、イグチ系、アンズタケ
ポーランド人はキノコ大好き。
こんなに売られてるんだから、いい森があるんだろうなぁ。
でもさぁ、チェルノブイリの後は食べられなかっただろうに、
もう大丈夫なのかなぁ。
・・・などと他人事ではない心配をしたりする。
肉屋にはカバノス
ドライサラミであ~る。
これは本当に美味しくて、毎朝食べてた。
魚屋には燻製と冷凍魚ぐらいしかない。
ひまわりの種は花ごと!ビーツも売ってる。
市場を2周して、心置きなく楽しみ、旧市街方向へ出ると、
たくさんのおばあちゃんが衣料品(主に肌着)を道端で売ってた。
旧市街の周囲は昔城壁があったが今は壊されて緑地(公園)になっている。
残されているのは、円形の砦
バルバカン
そして南側に一部残っている城壁の門をくぐると
中央広場へ続くフロリアンスカ通り
先に見えるのは聖マリア教会
振り返るとフロリアンスカ門
まだ早いのでお店はあまり開いてなくて、ウィンドーを冷かすのみ。
中央広場に着くと、パーーっと視界が開けて、
織物会館が見える。
ここは14世紀に建てられた織物取引所だったが、
今は民芸品などを売る小さなお店が並んでいる。
可愛い物も売っているんだけど、
これまたイマイチ心に響かないと言うか、
店員が不愛想と言うか、冷かしただけで終わってしまった。
一昨年に行ったトルコと違い、
通りがかるだけでバンバン声を掛けてくる商法はここには無い。
商品を見ていても知らんぷり。
こっちから聞けば愛想は良くなるし、親切なんだけど、
まぁ~~、そりゃぁ対照的だわな。
くたびれて広場のベンチに座って馬車を眺める。
観光馬車とか小さな車とか客引きをしてるんだけど、
1人だと声を掛けてこない(くれない)。
ボーっとしてると、どこからかラッパの音
聖マリア教会
塔の上から聞こえてくる。
昔モンゴル軍の来襲を告げるために吹き鳴らされたラッパ。
モンゴル兵に喉を射られて、途中で音楽は途切れる。
今もそれを追悼して24時間毎日毎正時に吹き鳴らされるのだそうだ。
昔の井戸
さて、お昼が近くなったので、学会でノーベル講演をやってる会場へ歩いて向かう。
丁度終わって記念写真を撮っていた。
他の人に聞いたら、素人でも解りやすい話で面白かったのだそうだ。
「観なかったんですか~!?」って言われちったぁ。
いいの。市場が面白かったから。
もう隙間なくプログラムされちゃって、辛い。
私は自由な女。
ノーベル講演なんざ、今更どーでもいいわ。。。。と心の中で強がる。
ちぃっと勿体無かったかなぁ。
提供されたオープンサンドとかを昼食にして、
午後は全員参加の市内観光ウォーキング
後編につづく