Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

しあわせなお正月

2014年01月02日 | Life


今年の正月は「明けましておめでとう」という気分ではない。義母の容態が危険な状態で、もういつ逝ってもおかしくないからだ。
妻は2ヶ月まえから付きっきりで介護をしてきたが、年末に3人の妹とその家族が帰省し、いまは交代しながら母親のようすを見ている。
わたしを含む3人の夫たちは、そのようすを横目で見ながら、なんとなくくつろげない雰囲気のなかで、とりとめのない話をして正月をすごす。
6人の孫たちは祖母のようすを気にしつつも、正月の開放感を味わっている。それにしても朝から晩まで飽きもせずにゲーム三昧はいかがなものか。

さて、2000年から正月には親戚みんなで記念写真を撮るのがわたしの役目なのであるが、毎年外で撮っていたけど、今年はちょっと無理なので部屋の中で撮る。上の写真はその1枚目のカットで、このあとセルフタイマーでわたしも左端に入って写した。
おそらく義母を囲んだ記念写真はこれが最後になるだろう。
このあと妻の提案で、姉妹とその家族がそれぞれ義母に近づいて語りかけているシーンを撮る。
三番目の妹さんが感極まって泣きだす姿をファインダー越しに見て、もらい泣きしながらシャッターを切る。役目とはいえ、これは辛かった。



午後から近くの神社へ初詣にいく。
お賽銭を入れて、みんなでおみくじを引いたら、わたしは中吉であった。
「お清めをする、お祈りをする。するときっと、苦しみもうすらぎ、腹立ちも和らぎ、こころの底から喜びが湧いて、しあわせがやってきます」とある。お祈りすればいいのね。
祖母の代わりに孫たちが引いたおみくじは、なんと大吉であった。
若くして夫を亡くし、女手ひとつで4人の姉妹を育てた義母の人生は、しずかにそしてしあわせに幕を閉じようとしている。

最新の画像もっと見る