今週も山は休み・・・・・。
2010年7月、月山(1984m)に登った記録から紹介します。
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7月24日
大平山荘から鳥海山をめざしたが、朝から合羽のFild test をしているような大雨。
御浜小屋(1700m)に着く頃には雨も止んだので、期待したが多くの人が登山をキヤンセル、
やむなく鉾田登山口へ撤退となった。 (登山口では晴れていた)
大平山荘で風呂に入り、明日の宿である羽黒山の宿坊「宮田坊」で荷を解いた。
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7月25日
今日の行程は、(標高差約600m、約8km、5,5時間)
宮田坊 =8合目登山口 ⇒仏生小屋 ⇒月山 ⇒牛首 ⇒月山リフト ⇒姥沢小屋
優しくーそれが月山である。北の鳥海の鋭い金字塔と対照するように、それは優しい。
(中略)月山の名の起こりは、半輪の月の形からではなく、山を仰ぐ平野の人々が彼等の
もっとも尊敬している農業の神、月尊(つきよみのみこと)を祀ったからである。
しかし、その心の底には、やはり月のように優しい山という感じであったに違いない。
(日本百名山:月山より)
:ネットより
羽黒口から上り、姥沢口に下りた。
羽黒山の宿坊「宮田坊」で朝のお勤めを済まし、精進料理の朝食、身を清めてから、
バスに乗り 8:15 8合目羽黒登山口へ。
天候は晴れ、爽やかな高原の風を感じながらスタート。
:阿弥陀が原
阿弥陀が原の木道を行く。
高原を渡る風が草をなびかせ、陽で銀色に光っている、そこへ霧が流れる。
「幻想的ね」との声が聞こえた、その通り!!!
:ニッコウキスゲ :ヒメイワショウブ :キンコウカ
:行者返しの坂
石畳を歩くが、濡れていて歩きずらい、どこにでもある「行者返し坂」
:池塘と仏生小屋
:粋だね?
10:00 仏生池(9合目)に着く。
霊峰らしく、白装束に身を固めた信者が多い。
足元は登山靴・と人それぞれだ。 (ここから山頂までは3km)
:ハクサンフウロ
周囲の花を楽しみながら歩く。
振り返れば「鳥海山」が見える場所だが、厚い黒い雲に覆われ見えない。
:マルバシモツケ :ウラジロヨウラク :シャジン
:仲良し・ライバル?
お馴染みの高山植物のコラボです。
:ヒナザクラ
ヒナザクラは,東北地方の高い山に分布するサクラソウの仲間。
サクラソウ属の植物の中で白い花を咲かせるものは、
ヒナザクラ以外は分布の限られた稀産種である。
東北地方の亜高山以上にしか分布しないが,分布域内ではごく普通に見られる。
雪どけ直後に咲く花だが,雪どけを追うようにして咲くため,8月まで花が見られることもある。
:ネットより
:ハクサンチドリ :ヒメウスユキソウ :コバイケイソウ
花の多い月山、その他見た花は、以下の通りです。
ホツツジ、キヌガサソウ、オトギリソウ、ネジバナ、ショウジョウバカマ、ヨツバシオガマ・・・
:導師(ガイド)さんと
11:30 山頂へ、一番高い山頂は「月山神社」の神域の中にある。
三角点はその手前の丘にひっそりとある。
500円を払い神社でお祓いを兼ね最高点へ・昼食。
:正面は湯殿山方面
昼食後、姥沢へ下る。
東側に開けた斜面を一気に下るが、急登なので慎重にをかけて歩く。
雪渓を下る時珍しい光景が目に入ってきた。
ショウジョウバカマの花と、枯れた花が隣合わせにあった。
雪渓の中は春、外は夏なのでこういった絵も楽しめることになる。
13:55 リフト乗り場へ無事下山。
日本百名山 54 月山完登
今回のツアーで我々の前に一度も姿を見せなかった「鳥海山」は別の機会に。
↓ ↓ ↓ ↓
2013年7月にも計画したが、大雨の影響で断念。 なぜか遠い「鳥海山」だ。
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登山届けの義務化
人気登山エリアで遭難も続く北アルプスで登山届を義務づける
「北アルプス地区山岳遭難防止条例」を岐阜県が12月1日に施行する。
富山、群馬両県でも同様の条例があるが、冬山や険しい岩場に限っており、
一般登山者向けに幅広く規制するのは全国初だ。
長野県や富山県から入る場合も、岐阜県を通る予定であれば届出が必要。
登山口のポストからメールやFAXでも出せる。
嘘の届け出や未提出に対しては、施行から2年以内に5万円以下の過料が
科されるようになる。 (出典:朝日新聞記事より)
http://www.pref.gifu.lg.jp/bosai-bohan/sangaku/jourei.html
「ing」さんと、初めて出会った山なので良く覚えています。
写真の「粋なお地蔵さん」気に入ったので保存しました。
色々写真をお願いしましたね。
お世話掛けました。