倉田さんのオリジナル作品です。
若手メイン&客演多めの公演で,ほぼシングルキャストなので,
1回だけ観に行ってきました。
今回は全席指定だったので,仕事終わりでも安心して行けます。
19時半開演でも,自由席だとギリギリに行くと
座ってるのが辛い席になることもありますのでねぇ。
暴力店長のいるキャバレーで,どつかれながらアルバイト生活を送る
時男と翔のところに「博士」と名乗る人物が現れ,
「過去へ行きましょう!」と,時男たちが小学生だった頃に
タイムスリップする,というストーリー。
千葉君や若林君が,エネルギー全開で飛び回っていて,
元気だなー,勢いでがーっといく作品なんだろうなーと
観ながら思っていたのですが。
みんなが楽しみにしていた遠足の日。
「川には入らないで」と言われていたのに,時男たちは川を渡り。
その時男たちを追いかけて,いじめられっこの真似木も川を渡ろうとして
溺れかけてしまいます。
真似木を助けようと,百合子先生が川に飛び込み,
真似木は助かりますが,百合子先生は帰らぬ人に。。。
そんな過去の出来事を,すっかり忘れていた時男たち。
すごく大事な出来事だったはずなのに,なぜ・・・?
事件の翌日,百合子先生が教えてくれた曲を,
真似木の伴奏で一生懸命に歌う時男たちの姿に,
ウルッときちゃいました。
堤先生役の甲津拓平さんがいい味出していらっしゃいましたねぇ。
このタイプ,ライフにはいないもんなー。
あと,吉成奨人君のキレッキレの暴力店長っぷりがお見事。
吉成君,面白いかもしれない(´ψψ`)
終演後は,2チームに分かれてのクイズバトルイベントがありました。
ドレミファクイズにジェスチャークイズ,エチュード対決と,
ゆる~く楽しませていただきました。
期待以上に良い作品でした。
萩尾先生に「トーマの心臓」を上演したい,とお願いした際,
萩尾先生のスタッフの方が,この「TAMAGOYAKI」を観て
「この劇団なら大丈夫じゃない?」とアドバイスしてくれて,
晴れて上演となった,というキーポイントとなった作品だそうです。
そういえば,萩尾先生の展覧会やってますよね。
観に行きたいなぁ~。