すっかり独自の公演活動が根付いてきたJr.5。
今回はJr.5メンバーからは奥田君のみ出演という
プロデュース色の濃い公演でした。
2回だけ,小野君も出演されていましたが,
観に行った回は当たらなかったので。
ようやく迷わなくなった下北w
微妙に駅前じゃなくなった駅前劇場での公演です。
セットは白を基調に,パステルカラーのマーブル模様が入った
ポップな明るい雰囲気。
幾何学的な机や椅子が置かれ,
壁からは布や,洋服の型紙らしきものが多数吊り下げられいます。
一目で,デザイン系の学校とか事務所とかかな,と分かるセット。
小さなアパレルデザイン会社を経営する晴(奥田努)。
同級生で営業担当の大地(亀岡孝洋)が
大きなメーカーとのコラボ企画を受注してきて,
社内は活気に満ち溢れます。
晴は個人的に肩入れしている若手デザイナーの夏海(山内莉菜)に
デザインを発注し,ベテラン社員の川向(工藤さや)らのアドバイスには
耳を貸そうとしません。
全ての大事な情報を,自分のPCのみに保存して,
それを常に持ち歩く晴。
ある時,記憶を無くすほど飲んだ時,その大切なPCを紛失してしまい,
大きな仕事がパァになってしまいます。
会社を立ち上げた頃の初心を忘れ,独りよがりになっていた晴から,
社員の心は離れ,経営も傾き,何とか立て直そうとしたところに
コロナ禍が。
失意のどん底の晴。
そんな晴の周囲の人々は,次々と新たな人生のステージへ向かいます。
「なんで,今?」
誰もいなくなった事務所に,ある決意を秘めてやってきた晴。
そこへ,川向が現れ…
今回の公演は晴役の奥田君が,舞台にほぼ出ずっぱりです。
そして全体的に軽い笑いが散りばめられていて,
重い雰囲気はありません。
タイトルの「晴れ のち」だと,
曇りか雨か雪か…になるので,何となく暗いような印象を受けますが
がむしゃらに生きようとする晴の姿には
明るさを感じます。
作品の冒頭,大雨だったし「雨 のち」でも良い気もするのだけど,
主人公の名前が晴だしなー,などとw
客席数を絞っての公演で,
ゆったりとしていましたが,パイプ椅子はお尻痛い…(^^;
後半,もぞもぞしちゃいましたw
次回公演も楽しみにしています。