暮れも押し迫った頃。
曽世さんの落語を聞きに行ってきました。
本当は5月に開催予定でしたが,コロナの影響で12月に延期になりました。
会場はお江戸両国亭。
初めての会場です。
両国駅で降りたのも,いつ以来だろう??
会場に入ると目の前に柱と,取り組みをする力士の彫刻があるという
面白い会場です。
照明も,ビッカビカの蛍光灯。
客席の照明も落とすことなく,上演されました。
最初の演目は「宮戸川~お花半七馴れ初め」。
夜遊びして,家を閉め出された若い男女のお話。
以前聞いたことがあるお噺ですね。
前半部分のみ演じられることが多い作品で,
艶っぽい展開を期待させて,スパッと終わるのが小気味よいです。
後半は「柳田格之進」。
カフェ落語で聞きましたねー。
一瞬,カフェ落語をやるのかな…なんて思っちゃいましたw
元の作品の上演です。
囲碁仲間の商家から大金が無くなり,
疑いをかけられた浪人が,自分が盗んだわけではないが
お上に届けられるのは困る,と無くなったお金を用意することに。
話を聞いていた娘が,自分が吉原へ行って金を用意する,と申し出て
父も受け入れるんですけどね。
お前が働けよ,とか
えへらえへらと父に疑いをかけてきた番頭と娘が結婚するとか,どーなん?
とか,色々突っ込みたくなる噺ですwww
宮戸川の半七は囲碁好きで,人の対局を熱心に見ているうちに
帰りが遅くなってしまうのですが,
その対局をしていたのが,格之進と源兵衛,という設定にして
2つの作品がリンクする,という工夫が凝らされていました。
さて。
今年はどんなお噺が聞けますかね。
楽しみです。