ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

「或る俳優の物語~もう一つのクリスマスカロル~(60-60の会)」@ウエストエンドスタジオ

2021-01-07 12:00:00 | 観劇記&鑑賞記

2020年の観劇納めは,渋い作品になりました。
Studio Lifeの還暦コンビ,藤原さんと倉本さんが立ち上げた
「60-60の会」の朗読劇です。
あまり前情報に無しに行ったのですが,
ディケンズのクリスマスカロルをベースににした,
松田環さんのオリジナル脚本でした。

大学の劇研で同級生だった2人の男の物語。
大学卒業後,演劇を続けた男は最初は鳴かず飛ばずでしたが,
いつしか名バイプレーヤーとして優秀助演男優賞を受賞するまでになります。
足の遠のいていた同窓会に呼ばれ,数十年ぶりに参加するも,
痛烈な皮肉を込めた乾杯の挨拶を繰り広げ,
一人,喫煙所でタバコをふかす男。

そこへ,かつての同級生がやってきて
男に夢を見せ,家族や仲間,健康の大切さを説きます。
目が覚めた男は,実はその同級生が既に亡くなっていたことを知り
諭されたことを守ることを誓う…
といったストーリー。

過去の実体験なんかも盛り込まれていて,
あっという間の1時間でした。

終演後は,トークショー。
前座長の河内さんが64歳で亡くなったので,
こういう遊びをやろうと思った時,あと4回しかできないのか…と
衝撃を受け,とにかくどちらかが死ぬまで,
年1回,何かやろう!ということになったそう。

座長より長生きしよう,自分たちの親父より長生きしよう,
でも俺の親父は87まで生きたんだよなぁ…
俺,87までは無理だよ…などと弱音を吐く藤原さん。
この見た目だから,傍から見るとちゃんとしてるように見えて,
それに乗っかっちゃってるんだけど,ホントはそんな人間じゃないんだよ
とか言う藤原さんを,ニヤニヤと見守る倉本さんw

今,リモートでも演劇できるから,
入院しても,病室からリモートでできるな!と,
とても前向きなお2人に,元気をいただきましたww
同年代の男性のお客様もちらほらいらっしゃったのですが,
皆さん,深くうなずきながらトークを聞いていらっしゃいました。



お土産いただきました。



会津若松で作ってるけど,「世田谷 文の菓」。



ロゴの焼き印入り。
美味しくいただきました。

次回も楽しみにしてますね~♪

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