腰高でスカキンの音に我慢が出来なくなり、当初の予定より大幅に繰り上がることになるが、CDプレーヤーを買い換えてしまった(笑)。機種はオンキヨーのC-1VL。最近システムのことでよく相談に乗ってくれる市内の某ディーラーから購入したが、ネット通販の相場より安く買えたので満足。もちろん、家電量販店の店頭価格よりはるかに安かった(てゆーか、○○○電器とか×××電機とかは最初からボッタクリなんだけどね ^^;)。たぶん発売されてだいぶん経つから年内にはモデルチェンジを控えているという事情もあったのだろう。
定価8万円以上のクラスのプレーヤーはSACD対応の機種が目立つが、私は最初からそんなのは眼中になかった。普通のCDとSACDが両方鳴らせるプレーヤーなんて、絶対にどっちかの再生機能を手を抜くに決まっているからだ。そもそもSACDのように極端にディスクの数が少ない規格など、音楽ソフトとしては失格である。現時点ではCD専用機で十分だ。
自宅でのセッティングを終えて出てきた音は、評判通りのきめ細かく澄んだサウンド。情報量は非常に大きく解像度も高いが、キンキンした妙な強調感はほとんどない。しかもノイズレベルが低減し、音場の見通しも高音の抜けも良くなった。やっぱりこの機種で正解である。
しかも嬉しいことに、本機は「メイド・イン・ジャパン」なのだ。なるほど仕上げが丁寧で操作感も良好。ガッチリとした造りで所有満足度は高いと言える。いくら良い部品を使おうと手触りがイマイチのそこいらの中国製とはワケが違う。
そういえば、私が二十数年前に初めて手にしたCDプレーヤーがオンキヨー製だった。同社の謳い文句である“ナチュラル・サウンド”の通りの音色だったことを思い出すが、長らくピュア・オーディオから遠ざかっていた同社が久々出したこのCD専用機のC-1VLにも、そのポリシーが受け継がれていることに感心した。長く使おうと思う。
なお、購入する際この機種と最後まで競合したのが、TASCAMのCD-01Uというプレーヤーだ。TASCAMはTEACの業務用ブランドで、その筋の関係者には高い評価を得ている。CD-01Uは安価ながら、定価4~5万円台の他社製品と比べれば情報量で完全な差を付ける。しかも、明るく健康的なサウンドで聴いていて楽しい。ディスク挿入方法が通常のトレイ式ではなくスリットイン式で、仕上げが安っぽい点に目をつぶれば、若い音楽ファンには絶対のオススメ品だ。0.1秒刻みでカウントされる液晶ディスプレイもカッコイイ。私は落ち着いた音が好きなのでC-1VLの方を選んでしまったが、音質面では価格差ほどの違いはないと思う。もしも読者諸氏諸嬢の中で安くて音の良いプレーヤーを探している人がいれば、候補に入れてほしい商品だ。
聴くのが民族音楽中心なので、情報量の多いCD-01Uには大満足です。
民族楽器をはじめ、ピアノ等のアタック音がとてもリアルですねえ。
実は今でもCD-01Uに未練があるのですよ(笑)。「スリットイン式が難点だ」みたいなこと書きましたが、よく考えるとトレイのガタつきが発生しない分、民生品より耐久度は上じゃないかと思います(業務用だから当然ですが)。
民族音楽といえば、フランスのOCORAレーベルのLPを何枚か買ったことを思い出します(今でも実家にあります)。好録音ばかりでしたねぇ。
それでは、今後とも宜しくお願いします。