猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

マーニー

2014-01-24 03:30:39 | 日記
1964年のアメリカ映画「マーニー」。
マーニー(ティッピー・ヘドレン)という女性がラトランド社の求職に応募してきた。
面接をした社長のマーク(ショーン・コネリー)は以前知り合いの会社で彼女を見ており、
彼女が金庫破りだと見抜いていた。しかしマーニーに興味を持ったマークは入社させる。
やがて機会を得たマーニーは会社の金庫から金を盗み、遠い田舎の農場に逃げた。マーク
はその後をつけ、マーニーの前に現れた。
マークの車の中でマーニーは嘘を繰り広げる。マークは彼女の盗癖が、無意識的な病気
ではないかと考える。マークは衝動的にマーニーと結婚すると言い出した。驚くマーニー
だったが、マークに「結婚か刑務所か」と選択を迫られ、仕方なく結婚することにした。
2人は身内だけの結婚式を挙げ、豪華客船で新婚旅行に出る。

ヒッチコック監督の有名な映画だ。大昔に観たことがあるのだが、ほとんど覚えていなか
った。うーん、それ程おもしろくなかったかな。「サイコ」のようなハラハラ感はなかった。
いわゆるトラウマをテーマにした映画で、ストーリー進行はおもしろいが、主役のマーニー
とマークの2人に魅力を感じなかったせいだろうか。
「サイコ」もある意味トラウマがテーマであり、「マーニー」によく似た映画で「白い恐怖」と
いうのがあるが、そちらの方が断然おもしろかった…記憶がある。
マーニーは幼い頃のある事件が原因で、その当時の記憶をなくしている。盗癖があり、平気
で嘘をつき、雷鳴と赤い色と男性を異常に怖がる。こう文章で書けばおもしろそうな感じが
するのだが、まずマーニーの行動が極端過ぎると思った。母親から愛されなかったり、ある
いは愛されなかったと思い込んでいる人が非行に走るというのは有り得ることである。
でもなんで金庫破り?大胆過ぎない?と思った。マークの方も、警察に届けずに結婚する
ほど、なぜマーニーを愛してしまうのかわからない。美人というだけでは説明がつかない。
マークがそれほどまでにマーニーに惹かれる理由が、観ていてわからなかった。むしろ
マーニーは嫌な女に見えた。それにマークはどうしてマーニーの行動を精神的な病気だと
思ったのか、それもよくわからなかった。
ついでに言うと、ティッピー・ヘドレン(北欧系美人だが)とショーン・コネリーの演技が
あまりうまくないと思った。ショーン・コネリーと言えば大スターだが、若い頃はそんなに
演技はうまくなかったのかな?
今度改めて「白い恐怖」も観てみたい。




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