猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ザ・マーダー

2016-02-03 14:27:34 | 日記
2011年のアメリカ映画「ザ・マーダー」。
刑事ジャック(レイ・リオッタ)の周囲で猟奇的な殺人事件が起きる。被害者が
いずれも過去にジャックが関係を持ったことのある女たちであることから、ジャ
ックは容疑者として追い詰められる。ところが事故で亡くなったと思われたジャ
ックの母が、同じように殺されていたことが判明し、更にジャックと面識のない
男までが同じような殺され方をして発見されたことから、事態は混迷を極める。

サイコ・サスペンスで興味深くなくはないが、うーん、ちょっとお粗末な感じ。
レイ・リオッタとクリスチャン・スレーター共演の割りにはB級映画っぽかった。
犯人も早いうちにわかってしまうし、テンポも悪くて面白味がない。妙に暗いし
(「セブン」のような暗さは好きだが、ああいう感じの重みはない)。
結局ジャックが女好きだったために起きた事件。結婚前に100人位の女性と
関係を持っていて、FBI捜査官のクリスチャン・スレーターに「関係した女の名
前のリストを作れ」と言われても、思い出せないだろう。こういう男性は意外と
多いかもしれない(^^;)しかもジャックは妻を愛したから遊ぶのをやめた、と
言っているくせに同僚の刑事とも浮気しているし。どんだけ鬼畜なんだ。
それにジャックが関係したことがある女性を殺して回っていた犯人、なんで
そんなにジャックの私生活を知っているんだろう。透視能力者かあんたは。

主人公が関係した女性たちが殺される、というと「スリー・リバース」があるが、
あちらの方が断然おもしろい。どんでん返しのラストも秀逸。



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コメント
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