2014年のアメリカ・香港合作映画「リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン」。
1983年、アメリカ・ニューヨークのクイーンズに中国からの不法移民として
流れ着いた少年サニーは、同い年のスティーブンと親しくなり、劣悪な環境
の中で日々を過ごす。ある日、地元で勢力を誇る犯罪組織"グリーン・ドラ
ゴン"に引き抜かれた2人は、白人の国で成り上がるにはギャングになるし
かないと教えられ、ギャングとしての生き方や流儀を学び、銃の扱いや殺し
のルールも覚えていく。
アンドリュー・ラウ監督、マーティン・スコセッシ製作総指揮作品。暗くて色々
考えさせられる映画だった。実話を基にしているらしい。これが実話だった
ら本当に怖くて悲惨な現実だ。日本でも中国からの不法入国者が問題に
なるが、アメリカも同じなんだなあ。豊かな生活を求めてアメリカに不法入
国する者たち。だが身分保障がないからロクな仕事に就けず、子供たちも
学校で他の中国人グループにいじめられる。それに子供でも朝から働か
され、通学もままならない。そんな生活の中でサニーとスティーブンは犯罪
組織に入ってしまう。成長して、いっぱしのギャングになっていく2人。
グリーン・ドラゴンが決めている殺しのルールの1つに、「白人を殺さない」
というのがある。白人を殺すと警察が動き、自分たちの首が絞められるこ
とになるからだ。有色人種が殺されても、真剣に捜査しないということか。
日本人である私はそのルールを聞いて悲しくなった。そういうルールを決
めないと、有色人種のギャングはやっていけないんだなあ。もちろんギャ
ングの存在を認めている訳ではない。
ラストは悲しい。ネットでこの映画のレビューを読んでいたら、「タイトルが
意味わからない」と書いている人がいて、は?と思った。原題も同じだし、
タイトルそのままのストーリーなのに。こっちが意味わからん。
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1983年、アメリカ・ニューヨークのクイーンズに中国からの不法移民として
流れ着いた少年サニーは、同い年のスティーブンと親しくなり、劣悪な環境
の中で日々を過ごす。ある日、地元で勢力を誇る犯罪組織"グリーン・ドラ
ゴン"に引き抜かれた2人は、白人の国で成り上がるにはギャングになるし
かないと教えられ、ギャングとしての生き方や流儀を学び、銃の扱いや殺し
のルールも覚えていく。
アンドリュー・ラウ監督、マーティン・スコセッシ製作総指揮作品。暗くて色々
考えさせられる映画だった。実話を基にしているらしい。これが実話だった
ら本当に怖くて悲惨な現実だ。日本でも中国からの不法入国者が問題に
なるが、アメリカも同じなんだなあ。豊かな生活を求めてアメリカに不法入
国する者たち。だが身分保障がないからロクな仕事に就けず、子供たちも
学校で他の中国人グループにいじめられる。それに子供でも朝から働か
され、通学もままならない。そんな生活の中でサニーとスティーブンは犯罪
組織に入ってしまう。成長して、いっぱしのギャングになっていく2人。
グリーン・ドラゴンが決めている殺しのルールの1つに、「白人を殺さない」
というのがある。白人を殺すと警察が動き、自分たちの首が絞められるこ
とになるからだ。有色人種が殺されても、真剣に捜査しないということか。
日本人である私はそのルールを聞いて悲しくなった。そういうルールを決
めないと、有色人種のギャングはやっていけないんだなあ。もちろんギャ
ングの存在を認めている訳ではない。
ラストは悲しい。ネットでこの映画のレビューを読んでいたら、「タイトルが
意味わからない」と書いている人がいて、は?と思った。原題も同じだし、
タイトルそのままのストーリーなのに。こっちが意味わからん。
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