2020年のアメリカ映画「アオラレ」。
寝坊してあわてて息子を学校へ送りながら仕事へと向かう美容師のレイ
チェル(カレン・ピストリアス)。車を運転する彼女は信号待ちで止まる
が、信号が青になっても前の車は一向に発進しようとしない。クラクシ
ョンを鳴らしても動じないため、レイチェルは車を追い越すが、つけて
きた男(ラッセル・クロウ)から「礼儀がなっていない」と注意されてし
まう。謝罪を求める男を拒絶し、息子を無事に学校に送り届けたレイチ
ェルだったが、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられている
ことに気づく。やがてレイチェルは男の異常な行動に追い詰められてい
く。
あおり運転の恐怖を描いたスリラー映画。スピード感はあるし90分と
短めだし、観やすくて割とおもしろかった。シングルマザーになりかけ
(離婚調停中)の美容師のレイチェルは今日も寝坊し、急いで息子を学校
へ送り、仕事へ行こうと車を走らせていた。しかし渋滞に巻き込まれ、
別の道へと回る。そこで信号待ちをするが、信号が変わっても前の車は
発進しようとしない。イラついた彼女はクラクションを大きく鳴らし、
それでも動かない車を追い越す。するとその車の男がつけてきて、クラ
クションを大きく鳴らしすぎだと注意され、謝罪を要求される。レイチ
ェルは相手にせず、息子を学校へ送り届ける。しかしその後レイチェル
は男につけられているのに気づく。
冒頭から男が異常者だとわかるシーンがあり、逮捕されないままレイチ
ェルとのシーンに移るので怖い。レイチェルは男に謝らなかったが、男
はとんでもないサイコ野郎だったのだ。でも何だかレイチェルにあまり
同情できない。そもそもは自分が寝坊したせいだし、それも常習者だ。
運転中お得意様に電話して「遅れる」と話すが、相手からは「もうあな
たには頼まないわ」と言われてがっくり来てしまう。そのため渋滞して
いるところを更にイライラが募るのだが、お得意様を失ったのも自分の
せいだし。クラクションもあんなにブーーーッと強く鳴らさなくても良
かったのでは、と思う。
でも男はとにかく正体不明の危険な男で、レイチェルは恐怖のどん底に
突き落とされる。レイチェルだけではない。とばっちりで一体何人の人
が殺されたのだろうか。男はレイチェルの自宅まで行って弟を半殺しの
目に遭わせ、弟の恋人を殺す。他にも次々と殺されてしまう。レストラ
ンで弁護士を殺したシーンが1番怖かった。もう人目なんか気にしてい
ないのだ。ニュースで報道されるが男はなかなか捕まらない。失うもの
がない人間というのは本当に怖い。
ラッセル・クロウの演技はいいのだが、彼はどうしてあんなに太ってし
まったのだろう。最初に見た時驚いた。体も顔もブクブク太り、汗がす
ごい。役には合っていたと思うけど、「グラディエーター」の時の精悍
さはどこへ…( ;∀;)。少し、いやかなりやせた方がいいと思う。それに
しても「アオラレ」という邦題も何だか…今あおり運転が問題になって
いるのでそういう邦題にしたのだろうけど。原題は「Unhinged(精神的
に不安定な、錯乱した、という意味)」である。
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寝坊してあわてて息子を学校へ送りながら仕事へと向かう美容師のレイ
チェル(カレン・ピストリアス)。車を運転する彼女は信号待ちで止まる
が、信号が青になっても前の車は一向に発進しようとしない。クラクシ
ョンを鳴らしても動じないため、レイチェルは車を追い越すが、つけて
きた男(ラッセル・クロウ)から「礼儀がなっていない」と注意されてし
まう。謝罪を求める男を拒絶し、息子を無事に学校に送り届けたレイチ
ェルだったが、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられている
ことに気づく。やがてレイチェルは男の異常な行動に追い詰められてい
く。
あおり運転の恐怖を描いたスリラー映画。スピード感はあるし90分と
短めだし、観やすくて割とおもしろかった。シングルマザーになりかけ
(離婚調停中)の美容師のレイチェルは今日も寝坊し、急いで息子を学校
へ送り、仕事へ行こうと車を走らせていた。しかし渋滞に巻き込まれ、
別の道へと回る。そこで信号待ちをするが、信号が変わっても前の車は
発進しようとしない。イラついた彼女はクラクションを大きく鳴らし、
それでも動かない車を追い越す。するとその車の男がつけてきて、クラ
クションを大きく鳴らしすぎだと注意され、謝罪を要求される。レイチ
ェルは相手にせず、息子を学校へ送り届ける。しかしその後レイチェル
は男につけられているのに気づく。
冒頭から男が異常者だとわかるシーンがあり、逮捕されないままレイチ
ェルとのシーンに移るので怖い。レイチェルは男に謝らなかったが、男
はとんでもないサイコ野郎だったのだ。でも何だかレイチェルにあまり
同情できない。そもそもは自分が寝坊したせいだし、それも常習者だ。
運転中お得意様に電話して「遅れる」と話すが、相手からは「もうあな
たには頼まないわ」と言われてがっくり来てしまう。そのため渋滞して
いるところを更にイライラが募るのだが、お得意様を失ったのも自分の
せいだし。クラクションもあんなにブーーーッと強く鳴らさなくても良
かったのでは、と思う。
でも男はとにかく正体不明の危険な男で、レイチェルは恐怖のどん底に
突き落とされる。レイチェルだけではない。とばっちりで一体何人の人
が殺されたのだろうか。男はレイチェルの自宅まで行って弟を半殺しの
目に遭わせ、弟の恋人を殺す。他にも次々と殺されてしまう。レストラ
ンで弁護士を殺したシーンが1番怖かった。もう人目なんか気にしてい
ないのだ。ニュースで報道されるが男はなかなか捕まらない。失うもの
がない人間というのは本当に怖い。
ラッセル・クロウの演技はいいのだが、彼はどうしてあんなに太ってし
まったのだろう。最初に見た時驚いた。体も顔もブクブク太り、汗がす
ごい。役には合っていたと思うけど、「グラディエーター」の時の精悍
さはどこへ…( ;∀;)。少し、いやかなりやせた方がいいと思う。それに
しても「アオラレ」という邦題も何だか…今あおり運転が問題になって
いるのでそういう邦題にしたのだろうけど。原題は「Unhinged(精神的
に不安定な、錯乱した、という意味)」である。
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