チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

ようこそ! チエちゃんの昭和めもりーずへ

はじめての方は「チエちゃん」のカテゴリからお読みいただくことを推奨しています。 もちろん、どこからお読みいただいてもかまいません。

ありがとう、2009年

2009年12月29日 | チエの玉手箱
 2009年も、あとわずかとなりました。
我が家では、今年は大掃除も早めに終わり、のんびりとした年末を迎えています。

 本日は、反省も兼ねて、この一年間のブログ記事を読み返してみました。
ブログを始めた頃のテンションは、すっかりなくなり、更新も滞りがちですが、今年は、ホームページを開設できたことが、私にとって一番の大きな出来事であったように思います。
調子に乗って、猫サイトまで作ってしまったのですから、自分で自分の首をしめているような・・・

 それから、主人が行けるうちに思い出作りをしておこうと言うので、今年は、例年になく、あちこちお出掛けしたなと思います。

 この一年、無事に過ごせたことに感謝したいと思います。

 このブログにご来訪いただいた皆さま、コメントをくださった皆さま、ありがとうございました。
日頃の非礼をこの場をお借りして、お詫びいたします。

2009年の更新は、これで最後です。
また、来年も「チエちゃんの昭和めもりーず」をどうぞ、ご贔屓に!



サンタクロースになるために

2009年12月24日 | チエの玉手箱
22日、職場の忘年会がありました。
開会時刻、ギリギリにやって来た同僚の彼女に「遅かったね」と声をかけると、
「聞いてくださいよ~」と言います。

忘年会の集合時間に余裕があったので、クリスマスプレゼントを買おうとおもちゃ屋さんに立ち寄ったのだそうです。
彼女には、小学生と4歳のお子さんがいるのです。

「プリキュア・スティックが、どこにも売っていないの!
 トイザらスに行ったら、なくて、サティならあるかも知れないと思って行ってみたら、ここも売り切れで、なかったんです! どうしよう・・・」 

(プリキュア・スティック???
 ああ、あれか~。セラームーンみたいなアニメのことかぁ・・・)
「そりゃ、たいへんだわ! 明日あたり、入荷するんじゃないの?
 クリスマス前日だし・・・」

「お店の人の話だと、いつ入荷するかわからないって言うんです。
 この前行った時には、たくさんあったから、23日に買おうと思ってたんです。
 娘も一緒だったから、その時買うわけにはいかなくて・・・」

「じゃあ、ネットよ!翌日配達してくれるとこ、探すっきゃないわ!」

「早く!今、ご主人に電話して!」


ああ、そうだった・・・
息子たちが小さい頃には、財布とにらめっこしながら、彼女のようにあちこちのおもちゃ屋に行ったっけ。
サンタクロースになるのも、楽じゃないなあ。

だけど、サンタクロースになれるってことは、きっと幸せなことなのよ。
我が子の喜ぶ顔が、見られるんだから。


彼女、どうしたかなぁ? 無事、プリキュア・スティック手に入れたかなぁ。

第176話 ある雪の日

2009年12月17日 | チエちゃん
今日は、夕方から雪が降り出しました。いよいよ、冬到来です。
あの日も、ちょうど、こんな雪の日でした。


 冬の午後5時はもう真っ暗で、チラチラと降る雪がクルマのヘッドライトに照らし出されていました。
チエちゃんは、あわただしく夕飯の買い物を済ませると、託児所に向かいました。
生後7ヶ月の長男を軽自動車の後部座席に据付けたベビーカゴに寝かせて、家路を急いだのでした。
国道との交差点は赤信号で、チエちゃんは先頭に停車しました。国道を横切れば、もう少しで自宅です。
「ああ、とうとう雪が振り出しちゃったな。明日の朝、積もっていたら、嫌だなあ。」
チエちゃんは、まだ運転暦が浅く、2度目の冬を迎えようとしていたのです。
スーパーのレジ袋には、寄せ鍋の材料とみかんが入っています。
「帰ったら、すぐに夕飯の支度をしなきゃ!」

 そんな考えを巡らせているうちに、信号が青へと変わり、チエちゃんは静かにアクセルを踏みました・・・・・


 「おい!大丈夫か?しっかりしろ!」
 「気がついたぞ!・・・意識があるぞ!」 

 チエちゃんはボーッとして、自分がどこにいるのか、理解できませんでした。

 そうだ・・・ 私は車を運転していた。
 たしか、信号が青になって、アクセルを踏んだ。
 対向車は、右折しようとしているタクシーだった。
 直進する私が優先だ!
 ああっ!子どもを乗せていた!
 
 「子どもは大丈夫だ。安心しろ!」

 次に、チエちゃんが意識を取り戻したのは、救急車の中でした。
ああ、自分は、交通事故に遭って、病院に運ばれる所なのだと思いました。
向かいの座席で、見知らぬ人がわが子を抱いていてくれるのが見えました。

 「あんた、ぶつかったことも覚えていないんじゃないのか?」
チエちゃんは、うなずきました。

タクシーと衝突したとばかり思っていたのに、赤信号を突っ込んできた、乗用車に横からぶつけられたのです。
運転していた人は、降り出した雪に、信号を見落としていたのでした。

電話ブス

2009年12月12日 | チエの玉手箱
 その人からの電話は、いつも私を不愉快にするのでした。
ぶっきらぼうになんの挨拶もなく、いきなり本題に入り、高飛車な物言いで、いつもこちらを非難するような話し方をする人でした。
私は、落ち度がないにもかかわらず、悪いことをしたような気持ちになってしまい、嫌な気持ちになるのです。

 何時ぞやは、この人からの電話をたまたま受けた上司が、
「なんなんだ!こいつ、電話のかけ方も知らないのか?」と、私に向かって尋ねたこともあったほどなのです。
ああ、やはり、誰しも受ける印象は、同じなのだなと思いました。

 一月程前、この電話の主と直接会う機会がありました。
私は、どんなにか横柄な態度の人なのだろうと、覚悟を決めて、その人と会ったのでした。
ところが、意外にも、実際にお会いしたその人は、いかにもその仕事のベテランという感じで、無駄な話を一切せず、的確な説明をしてくれ、私の話も丁寧に聞いてくださったのでした。電話とは、全く違った印象を持ったのでした。

 ああ、この人は・・・・もったいない。

私は、こういう人のことを「電話ブス」と呼んでいます。


 以前、職場で出前を頼んでいた食堂の店員さんも、この電話ブスでした。
お店で応対してくれる時は、ニコニコと明るく、応対もきちんとしている方なのに、注文の電話を受ける時の彼女は、まるで別人なのです。
注文したこちらが悪いとでも言うような態度なので、料理は美味しかったのに、とうとう、そのお店に注文するのは止めようと決まったのでした。


こんなことを書いてしまったけれど、私も、電話ブスじゃないだろうなぁ・・・
“人のふり見て、わがふり直せ”ですね!
 

池波正太郎の世界

2009年12月06日 | チエの玉手箱
 また悪い癖が、・・・出てしまいました。

朝日新聞出版社の週刊朝日ビジュアルシリーズから、「池波正太郎の世界」全30冊が発売されることを知り、早速、予約。

先週、例の外商さんが届けてくれました。

第1号は、私の大好きな「鬼平犯科帳」が取り上げられています。

第2号には、特別付録として江戸古地図がつく予定なんです。

もう、今から楽しみです。

なんか、朝日新聞出版のCMみたいになっちゃいましたね。