「今年も盆棚、飾るよね?」と私。
「いや、(飾らなくても)今年はいいべ。盆棚出すの大変だがら・・・」と母が答える。
せめて今年くらいは飾ってあげたいと思うも、実際のところ難しいと思っていた。
盆棚は重くて、組み立てがややこしいので、どうしても男手が必要なのだ。
しかし、弟は仕事で当てにならず、ヒロシは先月の
入院ですっかり体力が落ちてしまっている。
仕方がないか・・・
お父さんには許してもらおう!
それでも、お盆の準備は結構手間がかかる。
1日ではできないと思ったので、8日に仏壇の掃除と盆提灯(それも、祖父、祖母、父の各1個のみ)を押し入れから出しておいた。
10日は弟が時間ができたからと、提灯を出してセットしてくれた。
11日には、再び私が実家を訪れ、縄状の紐にほおずきやヒバの葉を挿して、笹とともに仏壇に括り付けた。
それから、仏花を活けたり、線香立ての灰をふるいにかけたり、細々したことをやる。
7月に一度やっておいた墓掃除にも、もう一度行く。母が盆前にお墓にも花を挿しておくようにとうるさいのだ。
簡単に済ませようと思うも、他家のお墓がきれいになったせいか、囲いの石のみどり藻が気になり、タワシで落としていたら2時間近くもかかってしまった。
弟や私ができなくなったら、誰がこの作業をやるのだろうと思う。
(誰もやらないな・・・ 最近、お墓の管理ができなくなり問題が生じているとTVでやっていたもの)
で、なんとかお盆を迎えることができた。
今日は弟と私、ヒロシ、二男が実家を訪れ、お盆のごちそうを囲んだ。
母は内孫(弟の子共たち)が来ないとボヤいていたが・・・
それも仕方のないことなんだよ。
お盆休みがない企業だってあるし、同居していないのだから情は薄くなるってもんさ。
古き良き昭和は遠くなり、平成だって来年には終わるんだよ。
時代は変わるサ。