チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

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やっぱり、買ってしまった・・・

2020年02月29日 | チエの玉手箱
昨夕、次男がめずらしく仕事先から電話を掛けてきました。
二男:トイレットペーパーとティッシュが物凄い勢いで売れてるんだけど、うちもいる?
私:ああ、そうなのよねえ。
 さっき、スーパーに行ったら、お一人様2個までって書いてあったから、新型コロナウィルスがらみで買い占めが起こってるみたいなのは知ってる。
 どうしようかなぁ? じゃ、とりあえず2個ずつ買ってきて!
二男:うん、わかった。買ってく!

政府が紙製品が無くなるのはデマだから心配しないでとネットで流していても、お店の棚が空っぽなのを見てしまうと、我が家の在庫が無くなっていざ買いに行った時、無かったらどうしようという思いが過ってしまいます。
それに、多めにあっても腐るものでもなく、いつかは消費するのだからという考えも浮かびます。
たぶん、みんな同じ気持ちだよね。

昭和54年の第2次オイルショック思い出しちゃったなあ。
あの時も物凄かった。
けど、ちゃんと供給できてたし、心配すること無いよ。
(第1次は高校生だったから、あんまり関係なかったんだよね~)

今日行ったドラッグストアで、ほかの人の買い物かごを何気なく見ると、ほとんどが衛生用品、パン、カップ麺、お菓子が山盛りになっていて、ははあ~これはお家に籠るつもりなんだなあって想像しちゃいました。😏 





いか豆/昭和なもの

2020年02月26日 | 昭和なもの
あちゃ~、またまたブログほったらかし~
ブログをお休みしている間、ストレス解消だ~!とばかりに本を読んだり、オンラインゲームにハマったりして自分を甘やかしていました。(´ー`A;) アセアセ
 
で、久々に昭和なもの(私が勝手に昭和だなと思えるもの)シリーズ。
今回は「いか豆」。
「いか豆」は商品名なので、一般的には何と呼ぶのかしら? いかの佃煮?
チエちゃん家では、だた佃煮と呼んでいたように思います。
読者のみなさんにとってはちっとも昭和じゃないと思うのですが、私にとってはとてもなつかしい昭和の味なんです。
これは祖父が晩酌のつまみに常備していたもので、チエちゃんもいつもおこぼれに食べていたんです。
ただそれだけなんですけど・・・、スーパーで見つけてなつかしかったからブログに書いちゃおうっと思って。😏 
 

がんじゃなかった

2020年02月11日 | お母さん
あんだが中学2年の時だったなぁ。
胸にしこりが出来で、医者に診でもらったらがんだなんて言わっち、医大病院で手術してもらったべ?
わだしのおっかさま(母)も乳がん、おどっつぁま(父)も陰茎のがんだった。
ほんだがら、「あんだもおっかさまに似だんだない」なんて近所の人がら言わっちなぁ。面と向がって、本人にそんなごどいう人もないもんだ。
その頃、医大のホンダ外科っていったら、そりゃ~有名な先生(医師)だったのな。
手術前は片方の乳房だけって言わっちゃんだげんちょも、そんどぎになったら転移している可能性もありますがらって、両方とっちまった。
ほんでな、手術が終わって、まだ手術台にいるうぢに麻酔が切れて気が付いたのな。
そうしたら、手術に立ち会った先生だぢが話してるのが聞こえっちまったのさ。
「部長ががんだって言うから・・・、 私は違うと思ったんだけどね」
「いや、私もそう思いましたよ・・・」
わだしの麻酔がまだ効いてると思って、わだしのすぐ横の方で先生だぢがひそひそ話していだのな。
そんな話してるもんだがら、わだしはまだ眠ってるふりしでだのよ。
んだがら、今まで誰にも言ったごどはながったげんちょも、あれはがんでながったと思ってる。
あれがら転移もしなげれば、再発もしねもの。
あれはがんでねがったんだ。
ほんでなげれば、こんなに長生ぎはできねがったよ。

ひゃ~、今の時代ならたいへんだ。
医療ミスで訴えられるよ。その時、病院に何も言わなかったの?

そんなごど、しねえ。今までだあ~れにも言わねがったもの。



※『お母さん』のカテゴリは、チエちゃんのお母さんが語る思い出
 お母さんの昭和めもりーずです



第203話 神経衰弱

2020年02月07日 | チエちゃん
神経衰弱というトランプゲームをご存知でしょうか。
ジョーカーを除く52枚のカードをすべて裏返しに並べます。
順番に2枚ずつカードをめくり、AーA、5ー5などのように同じ数字が揃えばそのカードがもらえ、揃わなければ元のとおりにカードを伏せます。
一番多くカードを集めた人が勝ちとなります。
要するにこのゲームは、どこにどんなカードがあるかを記憶するゲームです。

冬のこの時期、チエちゃん家ではこたつを囲んでページワンや七ならべ、ババ抜き、神経衰弱などのトランプゲームを一家揃って楽しんだものでした。
神経衰弱ゲームは、チエちゃんがダントツに強いのです。
まだ小さい弟のたかひろ君は敵ではありません。

さあ、トランプゲームのはじまり、はじまり~
チエちゃんはどのカードを引こうか迷った末に、自分の右手の近くのカードを1枚めくりました。
ダイヤの7です。
7、7、7。7はどこにあるんだろう?
よし、おじいちゃんの目の前にあるあのカードだ!
ハートのQ。
残念。チエちゃんはトランプを元通りに裏返しました。
次はおじいちゃんの番です。
おじいちゃんは真ん中辺りのカードをめくりました。
スペードのQ。
ああ~、やばい。さっき、チエちゃんがめくったハートのQはおじいちゃんの真ん前です。
おじいちゃんに取られちゃう!
ところが、おじいちゃんは全然違うカードをめくって
こりゃ、ダメだ。と笑っています。
チエちゃんはホッとしながらも、思いました。
もしかしたら、おじいちゃんは孫のためにワザと違うカードを引いているのかしら?

私も還暦を過ぎた今、あの頃のおじいちゃんが孫のためにワザと負けてくれたんじゃないとわかりました。
本当に分からなかったのだと。
だって、私自身がそうなりつつあるのだから。
電話番号は完全に覚えられない(覚える気がない?)し、人の名前も出てこない。
さっきまで手に持っていたものを置き忘れて、探し物の日々。
あの頃のおじいちゃんより、まだ若い年齢なのに、大丈夫か?私。

トランプの画像はこちら↓のサイトよりお借りしました
フリー写真素材ぱくたそ 

鬼を待つ

2020年02月05日 | 
著者:あさのあつこ(光文社) 2019年

時折、無性に清之介に逢いたくなる。
遠野屋清之介は人たらしだ。
物語の中の人々も、読者さえもたらし込む。

大工の棟梁慶五郎が殺された。
喉元を一文字に切り裂かれ、その上には五寸釘が・・・
探索に乗り出す同心木暮信次郎と岡っ引き伊佐治。
だが、ほんの糸口さえもつかめない。
一方、遠野屋清之介は商用で訪れた大店八代屋で、亡くなった女房おりんとうりふたつの小女と出会う。
心を乱される清之介。
小女の正体は? 殺しの下手人は?

久しぶりに清之介に逢えて満足!
あ~、おもしろかった。




納豆は食わない!

2020年02月04日 | 介護
某テレビ局の「ためしてガッテン」という番組で、納豆にオリーブオイルをかけて食べるとお通じに良いと言ったからと、毎日実行していた母です。
しかし、うちへ来てからベッドの上の生活になり、体を動かすことが無くなったせいかその効果も薄れてきて、ここ3週間ほどは下剤に頼っていました。
先週のこと、今度はテレビで、毎日納豆を食べると長生きできると言ったとか。
「おら、これ以上長生ぎなんかしたぐねえ。
食べてもお通じがないんだがら、もう納豆は食わね!」
まあまあ、なんと極端なこと!
あなたのお気に入りのその納豆、近くのスーパーには置いてないから、わざわざ遠くのスーパーまで買いに行ってるのに。
それに1週間分買い置きしてたのよ。
納豆は良質のタンパク源なんだから、毎日じゃなくてもいいから食べない?
「いや、もう納豆は食わね。」
あらら、テレビの言うことを聴くより、ちょっとは娘の話を聞いてくれませんかね。


早くも、ふきのとう

2020年02月03日 | ヒロシ
先月末、スーパーの地元農産物コーナーでふきのとうを発見!
それも一袋100円でたくさん入ってます。
ばあちゃん子の私が買わずにいられないものの一つです。
2袋購入し、一袋はてんぷらに。一袋はふきのとうみそを作ることにしました。
そういえば、てんぷらはヒロシの得意料理だった。
春はタラの芽、秋は舞茸が手に入ったら、たくさん揚げてくれたっけ。

「俺、おまえと一緒になる前は山菜なんて食ったこと無かった。
俺、シティボーイだから山なんか行かなかったからさ。
おまえんちで食ってからさ、うまいなって思ったのは。」
「何がシティボーイよ。
同じ福島の田舎じゃない。
ま、たしかにあんたんちの辺りには山はないよね。
ふ~ん、そうなんだ。」

てんぷらを揚げながら、こんな会話を思い出しました。