ここ2~3日涼しくて過ごしやすかったですが、本日東北南部が梅雨明けしたのでまた猛暑が戻ってきそうです。😩
さて、カテゴリー「昭和なもの」は私が勝手に昭和と感じる物を紹介するシリーズ。
今では、夏と言えばエアコンですが、私が子供の頃はやっと扇風機1台(チエちゃん家で初めての家電が昭和39年の夏に買った扇風機 なぜこんなこと覚えてるんだろうね😓 )があるだけでした。
涼を得るための主な道具は『団扇(うちわ)』でした。
手で扇いで、風を送ります。もちろん知ってますよね。😅
このうちわは自分で買い求めるのではなく、日頃利用しているお店屋さんからもらうのです。
つまり、お店のPR用ですね。ですから、裏側には暑中見舞いの言葉と店名・電話番号などが入っているのが普通でした。
夏が団扇なら、冬はカレンダー、まあ、お店屋さんからのお中元とお歳暮みたいなものです。
私は、実家からもらったこのうちわを30年以上大切に使っています。
なぜなら、このうちわが竹製だからです。
昭和40年代頃、残念なことに竹製のうちわに代わってプラスチック製のうちわが主流になってしまったんです。
私の勝手な思い込みかもしれませんが、プラスチック製よりも竹製の方が涼しく感じられるのです。
(勝手な思い込みではなく、科学的にも証明されているようです。理由は、しなりが良いからです。)
そして、平成、令和と失われた30年の不景気の間に、このうちわのお中元文化もすっかり廃れてしまいました。
今では、自分で購わない限り、団扇を手にすることはほとんどないでしょう。
私が『竹製うちわ』を昭和と感じているのは、うちわそのものではなく、このお中元文化なのかもしれません。